ぐだぐだとーくしょー。:ぎゃざ
━━ <なまこと-。
ξ゜⊿゜)ξ <どりるのー。
━━ ξ゜⊿゜)ξ <『ぐだぐだとーくしょー。』
━━ <はい、はじまりました、ぐだぐだとーくしょー。
ξ゜⊿゜)ξ <早速ですがお便りが届いてますの!
━━ <まじかよ。反応あるのかー。
ξ゜⊿゜)ξ <鳴海酒さんからのお便りですの!
━━ <あ、いつもお世話になっておりますー。
ξ゜⊿゜)ξ <鳴海酒さんは「*。*:゜レアリー論文 ゜:。*」という作品で、会話風のエッセイを書いておられましたわね。
━━ <そうだねー。あれは面白かった。で、お便りの内容は?
ξ゜⊿゜)ξ <ぎゃざ。
━━ <ぎゃざの何を話せばいいの?
ξ゜⊿゜)ξ <いや、ぎゃざとしか書いてませんわ。
━━ <……簡潔に過ぎる。
ξ゜⊿゜)ξ <ところで、ぎゃざってなんですの?
━━ <マジック・ザ・ギャザリングっていうアメリカのカードゲーム。トレーディングカードゲームの元祖で、日本でも売ってる。遊戯王とかの元ネタだね。
ξ゜⊿゜)ξ <わたくしのターン!ドロー!
━━ <それは知ってるんだ……。
ξ゜⊿゜)ξ <やめて!なまこのライフはもう0ですのよ!
━━ <勝手に殺さないで頂きたい。
ξ゜⊿゜)ξ <ぎゃざの何について話しますの?この文章、尺はそんなに長くありませんのよ?
━━ <尺とかあったのか。じゃあ、ぎゃざとの出会いの頃を。
ξ゜⊿゜)ξ <好評なら続きとか書くつもりですのね?
━━ <鳴海酒さんにウケたらかなぁ。始めたのは中学3年生ですね。時期的には基本セットが四版の頃で、ミラージュが発売されるより前。
ξ゜⊿゜)ξ <年齢が露骨にバレますのね。
━━ <それな!なまこは30代後半です。日本のぎゃざのプレイヤー、デュエリストかな。でもかなり古参の部類に入りますね。もうやってませんけど始めたのは友人に誘われてですね。
ξ゜⊿゜)ξ <わたくしも魔法使いで決闘とかしますのよ!
━━ <「なまこ×どりる」も、ぎゃざの影響はかなりデカいと思います。君たちの元ネタの一端は間違いなくここにあるね。
ξ゜⊿゜)ξ <始めた頃、どんな感じでしたの?
━━ <えーとね、そもそもどうやるか何も知らない状態で始めたので。四版英語版のスターターを1つだけ買ってきた。スターターってのは今は無いんだよね。タバコサイズぐらいの箱に入っていて、土地カード含めて60枚のカードが入ってる。レアは3枚だから、ブースター3パック分プラス土地って感じか。
ξ゜⊿゜)ξ <開けたときの感想はいかがでしたの?
━━ <めっちゃ英語だな……。
ξ゜⊿゜)ξ <はあ。英語苦手ですの?
━━ <当時、中3の1学期だったと思うが、学校以外で英語やってないよ。さすがにその語学力で付属のルールブック読むのはしんどかった。
ξ゜⊿゜)ξ <日本語版買えば良かったですのに。
━━ <ちゃんとは憶えてないけど当時は、日本語版より英語版のがかなり安かったんだよ。その後も、なんとなく日本語版のがダサいみたいな風潮が身内であったかな。そもそも当時のエキスパンション、ホームランドまでか。日本語版存在しないしね。
ξ゜⊿゜)ξ <なるほど。
━━ <んで、イラストとかね、ファンタジー的イラストをたくさん並べられたのは初めてですし、すげーなーと思った。魔法とかファンタジーな生き物たちがイラスト化されてるんだぜ!ってね。
ξ゜⊿゜)ξ <初めて魔法を見たときとか興奮しますわよね。
━━ <うん。で、学校持っていって、既にやってる友人に見せたら、かなりの当たりパックだった訳ですよ。
ξ゜⊿゜)ξ <強い魔法のカードがありましたの?
━━ <そのパックに入ってたレアは今でも憶えてるよ。〈ドラゴン・エンジン〉と〈ハール・ジャッカル〉と〈停滞〉。〈停滞〉が当たり。んで、アンコモンに〈セラの天使〉が入ってた。ああ、実際にはこの英語版ね。
ξ゜⊿゜)ξ <天使とか強そうですわね!
━━ <当時の環境だとすごい強かったね。イラストも美しく人気。停滞はねー。良く分からないイラスト。抽象画?雰囲気はある感じだが、意味は分からない。ただまあ、友人の反応やカードショップの価格見る限り強いカードなんだなと。
ξ゜⊿゜)ξ <お値段がありますの?
━━ <当時、スターター1000円くらいで買って、停滞とセラの天使はどちらも1枚で1000円以上したんだからまあ、大当たりの部類なのでは。
ξ゜⊿゜)ξ <倍以上という訳ですわね。じゃあいきなり強かったんですの?
━━ <まあ、知らなかった訳だが、1つだけ買っても全然戦えないんですよね!ぎゃざには基本となる白、青、黒、赤、緑の5色があるんだけど、普通、それを1つか2つにしないとまともなデッキ、山札が作れないんですよね。特に当時は単色の環境でした。
ξ゜⊿゜)ξ <色んな魔術に手を出すと極められないような感じですわね。
━━ <そう。とは言えデッキは40枚以上必要な訳で。手持ちから黒だけ抜いた4色でデッキ組んだ。仕方ない。手持ちがそれしかないので。
ξ゜⊿゜)ξ <まあそうですわね。
━━ <このゲーム、クリーチャー、生き物のカードが相手の魔法使いに攻撃していくのが基本なんだけど、攻撃するとタップといって、寝ちゃうのね。次の自分のターンまで起きてこない。
クリーチャーや魔法のコストは土地からマナ、魔力の源を汲み上げるんだけど、これも使うとタップして、次ターンまで起きない。
ξ゜⊿゜)ξ <ふむふむ。
━━ <停滞はお互いが起きることを阻害するカードなんだ。
ξ゜⊿゜)ξ <相手が起きるのを阻害するのはともかく、自分もだとメリットが薄いのでは?
━━ <ところが、セラの天使は攻撃してもタップしないんだ。
ξ゜⊿゜)ξ <おお!
━━ <スーパーコンボだ!
ξ゜⊿゜)ξ <素敵!抱いて!
━━ <まあ、そもそも4色だから全然デッキが回らないんですけどね。
ξ゜⊿゜)ξ <あら。回らないとは?
━━ <該当する色の土地からしかその色のマナが出ないんだ。青いマナは島からしか出ないとか。で、土地が4種類も入ってるから、セラの天使が手札にいても、それを出すのに必要な白マナを生産する土地、平地が引けないとかそういう状況かな。
ξ゜⊿゜)ξ <残念ですの。
━━ <でもまあ、単体では使い道の分からないカードを組み合わせで効果が発揮されるのだ!というのが最初に分かったのはこのゲームにハマる切っ掛けだったね。数日後にはカードを買い足しに行ったので。
ξ゜⊿゜)ξ <なるほどー。ですが、そろそろ締めのお時間です。
━━ <おっと、買って一日の事しか話せなかったよ。もし、この内容の続きが聞きたければ、また感想か活動報告にでもコメントお願いしますね!
ξ゜⊿゜)ξ <はい、と言うわけで本日はこのあたりで。
━━ <お相手はなまこと、
ξ゜⊿゜)ξ <どりるがお送りしましたの。
━━ ξ゜⊿゜)ξ <ぐっない。
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