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自由奔放性奔放
夜の渋谷一人歩いて。
短いスカートに集まる視線。
さっきのセックスで化粧が中途半端に落ちてるけど、
そんなことより睡眠場所の確保が優先。
僕ルールその0。
男と一緒に寝ない。
鉄則。
ていうか寝たら死んでも誰のせいにもできないし。
お金で人と寝るようなやつなんて半分狂ってるも同然だし。
いつ刺されちゃうかなんてわからない。
僕まだ死にたくはないし。
まあ生きてる理由も特にはないけど。
信号待ち。
イライラ。
満喫でもないかあたり見回してみたり。
だいぶ髪ぼさぼさなのにショーウィンドウに写る自分は
隣の精一杯に着飾った女の子より全然かわいい。
この恵まれた容姿だけが親に感謝してること。
ありがとーお母さん。
あ、満喫見つけ。
今夜はここでもいいかな。
もう眠いし。