パーティー離脱を奨める日
あるパーティーで離脱を促す会話が起こった
ブレイブ…勇者
キュア…ヒーラー
ギフト…付与師
「ギフト、俺達はもうお前と一緒に行けない」
「なんで?なんで急に?」
「お前の力と俺達の力では誤差がありすぎる。このままだと共倒れだ」
「申し訳ありません、私の提案です。ブレイブ様は最後までギフト様とも魔王を斃したいと粘っておりましたが、貴方の能力底上げの魔術は技術が高すぎて魔王討伐に匹敵するのです。ですが、魔王に貴方の魔術を読まれてしまえば貴方が集中的に標的にされてしまう。貴方が斃れれば私達も当然力を失う。そうすればすべてが終わりです」
「それにその魔術、お前の命を削って使っているだろう。お前は俺達に気づかれないようにしているが、これに見覚えはないか?」
「ああ、それはわたしのジュースのコルクじゃないか」
「違う。この前近くの村人が魔物に襲われた時、キュアに圧迫止血用にこのコルクを渡しただろ。お前はジュースと言ったが」
「私はヒーラーです。純粋な飲み物用とポーション用のコルクの違いなんて一目瞭然です。それにこれをこのまま飲み続ければいずれ……いいえ既に効き目は失われてあなたは自らの命を削って私達を強くしています」
「俺達はお前と一緒に最後まで戦いたい。だけど最後まで誰一人欠けてまで戦いたくない。だからお前を外して俺達は名前も変えて一から鍛え直す」
「わかったパーティー離脱を受け入れる。わたしは自分や他人を犠牲にしない能力底上げ方法を探す。だから二人が納得するまで能力を練り切った時、二人のパーティーに新メンバーとして立候補して良いかな」




