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5話 騎士

 早足で歩く人たちに避けられながら、私たちはスローに歩く。


「休憩しますか?」


 私の吐く息が多くなったからか、イアはそっと私の右腕に触れた。


「大丈夫。ごめんね」


 私は心配させまいと笑って答える。確かに腕が疲れてきている。松葉杖ってこんなに大変なんだ……。


「今日の夕飯はもう決めているの?」


 喋っていた方が体感速度が速くなると思い、話題を振った。


「食材はいろいろ買いましたからだいたいのものは作れますよ。何か食べたいものはありますか?」


 温かいものが食べたい。……桜なら日本食も作れるだろうけど、イアはどうなんだろう。


 頭の中を食べ物でいっぱいにしていると、後ろから私の左肩に何かが当たり、そのまま私はバランスを崩して膝をつく。倒れた松葉杖の上に革靴が乗った。


「おいおい、道塞いでんじゃねぇよ。痛ぇじゃないか」


 咄嗟に上を向く。顔を赤くした大柄な男がこちらを見ている。……怖い。


「怪我しちまったじゃねぇか、おい」


 威圧的な声。迫ってくるゴツゴツした大きな手。

 私は何も出来ずに目を瞑ることしかできない。


「やれやれ。日が暮れる前からそんなに飲み歩いて……汚い手で私のシーに触れないでくれますか」


 伸びてきた太い腕を掴んだのはイアだった。


「んだよてめぇ。お前が治療費を払うのか? ん?」

「どこも怪我をしていないように思いますが……、あぁそうですね。今からする怪我のことですか」


 イアが指先に力を込めると、男は濁ったような叫び声をあげる。離された腕を抱えるようにしながら、地面へとへたり込む。


「どうしましたか? さっきまでの威勢はどこにいったんですか」


 追撃しようとするイアの手を掴む。


「イア。もういいよ、私は何ともないから」


 虚ろな瞳が私を捉える。


「…………」


 イアは黙って動きを静止させた。

 その時だ。


「待て!」


 女性の厳しい声が場を制した。


「何事だ。勇者」


 呼ばれたイアはため息をつくと男から手を引いた。振り返らない彼女とは違い、私は膝をついたまま後ろを向く。

 そこにいたのは何かの制服を纏った二十歳そこらの女性だった。綺麗な金髪にも目がいくが、それよりも目立っていたのは長く尖った耳だ。


「勇者、聞こえているのか」


 カツカツと靴を鳴らして女性が近づいてくる。てっきりイアの元に来ると思っていたら、女性は私の前に立ち姿勢を低くする。翡翠色の目は輝いて見えた。


「怪我はないかい?」

「私は大丈夫です」

「そうか、それはよかった」


 背が高そう。舞台俳優みたい。


「ところで勇者。何をしたんだ」


 女性はイアの方を向き、再度問う。

 イアは沈黙を諦めたのか、フードを取り、素顔で女性の方に向き直った。


「ハードゥですか。こんなところでサボりとは」

「サボりではない。巡回していたら騒ぎがあったから駆けつけたまでだ」


 なんだか周囲が騒がしくなっている。慌てた様子で、同じ制服を着た男たちが駆け寄ってきた。


「事態を説明しろ」

「歩いていたらこの男が私のシーにぶつかってきたんです」

「彼女はものではない。……それで返り討ちにしたと」

「そう」


 悪びれる様子もなくイアは淡々と答える。

 確かにぶつかってきたのは男の方だ。何も対応をしなければ、少なくとも私に危害を加えていただろう。だからと言って、イアのしたことが正当防衛になるかは怪しい。つまるところ、やり過ぎだ。


「その男を病院へ連れて行け。治療が終わってから話を聞く」


 ハードゥと呼ばれていた女性は、遅れてきた男性たちの上司らしい。テキパキと指示を出していく。


「勇者、ひとまず本部までは来てもらうぞ」

「……」


 不服そうなイアのことは無視して、ハードゥは私の横に屈んだ。


「怖い思いをさせてしまったね、すまない。話を伺いたいから君も本部まで来てほしい」

「分かりました」


 優しいし、身分も保証されてそうな人だ。逆らう必要はない。

 私が了承するとハードゥは「失礼」と言って、私の体を抱えた。……いい匂いがする。


「足が不自由なんだろう? 私が運ぶよ」


 助けを求めるようにイアの顔を見る。無表情の中に負の感情を感じる。

 イアは何も言わずに地面に落ちた松葉杖を収納し、ハードゥより先に歩き始めた。


「君の名前はシーでいいのかい?」


 歩き始めたハードゥが話しかけてくる。うーん、顔がめちゃくちゃ良い!


「はい。シーです。あなたはハードゥさんでよろしいんでしょうか」

「あはは、そんなかしこまらなくていいよ。ハードゥと呼んでくれ。騎士をやっているんだ、困った時は頼ってくれ」


 この世界の警察的な役割だろうか。


「エルフを頼るより、私に頼った方が迅速に解決できます」


 イアが対抗してきた。

 この二人、仲良くないのかな。


「貴様が出しゃばると死人が出る。勘弁してくれ」


 確かにハードゥが駆けつけてくれなければ、先程の男性がどうなっていたか分からない。

 私はイアに少し恐怖心を抱く。ただし、おそらくイアは私に危害を加えることはない。


「見ない顔だがシーはいつ王都に来たんだ?」

「えっと、一昨日かな」


 正確には王都に入ったのは今日で、召喚されたのは少し離れた森の中だ。


「この街は国内でいえば治安の良いところだが、それでも路地裏に一人で入ったりしないように」


 大通りの横道に目をくれる。暗くなってきたせいか、先まで見通すことができない。

 気を使ってくれたのか、ハードゥは目的地につくまでいろいろと話を聞かせてくれた。途中、イアが口を挟むことはなかった。


「さぁ、ここだよ」


 どこかで見たことあるような赤レンガ造りの建物。入り口のところに『フロックス騎士団本部』と書かれている。


 私たちが通されたのは一階にある応接室のような部屋だった。立派なテーブルに立派なソファ。てっきりコンクリート張りの取調室みたいなところだと思っていた。

 ソファは革張りで座り心地もいい。隣に座るイアは、ハードゥが席を外したと言うのに不機嫌そうだ。


「イア、大丈夫?」

「大丈夫ですよ」


 気まずい空気が嫌で、私は強く握りしめられていたイアの手にそっと触れた。


「……何ですか」

「騎士団なんて緊張しちゃうから。……ダメ?」

「ダメではないですが……」


 手が振り払われることはなかった。寒い外を歩いていたからか、イアの手はとても冷えている。


「失礼する」


 ノックの音がしてドアが開いた。お茶を取りに行っていたハードゥが現れた。


「お待たせしたね。体も冷えているだろう、召し上がれ」


 コーヒーより紅茶の文化なのかな。

 イアがカップに手を伸ばしたのを見て、私も高級そうなカップを手に取った。今回の紅茶は甘い匂いがする。


「さて、今回の件だが……。どうしてあそこまでしたんだ、勇者」


 ハードゥによると、私たちにいちゃもんをつけてきた男は左腕を複雑骨折したらしい。しかも何箇所も。


「あの男は自分より小さくて弱い、その上身体的障害を抱えている少女をわざわざ選んでぶつかってきました。このくらい痛めつけないと、また同じことをするでしょう」

「このくらいね……」


 ハードゥが何か言いたげに口を濁す。


「勇者、お前はただでさえ目立つんだ。今回だって多くの者が目撃している。下手な噂が広がったらどうするんだ」

「人間の言うことなんて、大した問題ではありません」

「学習しないやつだな」


 イアは目を伏せた。これ以上言うことはないという感じだ。


「一応きっちり取り調べをしたことにしたい。悪いが二人とも今晩はここに泊まっていってくれ」


 思わず私がこの部屋を見回したからか、ハードゥが付け加える。


「無論、この部屋ではない。ゲストが泊まる用の部屋がある」


 「帰る」と言い出すかと思ったイアは、口を開くととんでもないことを口にする。


「シーと同じベッドで寝たいのですが」

「何!? 破廉恥なこと言うな!」

「いつも一緒に寝てますよ。ねぇ、シー」


 いつもってまだ二回だけだ。

 いや、そうじゃない。家ならベッドが一つしかないという言い訳の元寝ている。わざわざリクエストするものではない。


「いつも一緒なのか……?」


 顔を真っ赤にしたハードゥがこちらを見る。


「確かに一緒には寝てるけど……」


 やましいことは何もない。


「とにかく! 騎士団の敷地内ではダメだ! 別々のベッドで寝てもらう」


 ハードゥはイアの襟首を軽く摘み、上から「つい先日会った人間になんてことをしているんだ」と声を荒げていた。


「いやいや、私は居候の身なので……」


 松葉杖を使い、二人の間に立つ。


「こいつは人としての感性が欠如しているんだ。嫌なものは嫌と言え」

「大丈夫。嫌じゃないですから」


 右の松葉杖を脇で挟みながら、右手でハードゥの腕を叩いた。


「それに冬ですから。イアと一緒だと暖かいですし……」


 ハードゥが怪訝そうな顔をしながらイアを解放した。


「貴様、何もしてないだろうな」

「ハードゥが想像するようなことは何もしていないですよ」


 イアの指摘にハードゥが更に顔を赤くする。

 純粋な人なんだなぁ。


「ここに泊まれと言うからには、夕食くらい出るんですよね」


 カーリーやサクラに対しては優しい雰囲気を醸し出していたイアも、ハードゥには当たりが強い。


「食堂を使え」

「ここの食堂美味しくないんですよね」

「騒ぎを起こしておいて文句を言うな」


 なんか聴取という聴取はないのかな。形だけここに連れてこられただけみたい。

 イアとハードゥの言い合いが終わり、私たちは今晩の宿に案内される。同じ建物の端にある広めの部屋だった。傷害事件を起こした割には待遇がいい。


「シー。どちらのベッドを使いますか?」

「わたしはどっちでも……」

「それなら私は窓側を使うので、シーはこちらを使ってください」


 暖かい方を譲ってくれたのだろう。イアは私に優しい。ただの来客対応なのか、そうではないのか。


「寒い部屋ですね」

「言っておくが火気厳禁だからな」


 火でも焚こうとしていたのか、ハードゥが牽制する。


「私は仕事に戻るが、くれぐれも問題ごとを起こしてくれるなよ」


 イアに言い聞かせるとハードゥは部屋から出て行った。


「さて」


 イアはベッドに腰掛ける。


「食事にはまだ少し早いですね。少し休みましょうか」


 私も倣ってベッドに座った。どうやらイアの家のベッドは高級なのだろう。硬さが違う。


「どうでしたか? 今日一日王都を回ってみて」

「広いし、人も多くて華やかだと思ったよ。でもさすがにこの足だと疲れちゃったかな」


 全然回れていないのにへとへとだった。やっと座れて安心している。


「私がいつでも抱えますよ?」

「それは……人のいないところで」


 そういえば王都の外壁の周りにはほとんど人がいなかったな。


「疲れているなら横になったらどうです? ここの食堂は遅くまで開いていますし」

「……じゃあ少し寝ようかな」


 私は靴を脱いで掛け布団の中に潜り込む。目を閉じようとしたところで、イアが横に立った。


「何?」

「大したことではありません。よく眠れるおまじないです」


 イアの人差し指が私の額に触れる。すると、眠気が増幅された。


「おやすみなさい、シー。いい夢を」




 体に誰かが触れて目を覚ます。


「おはようございます」


 目の前にいたのはイアだ。寝すぎたかと思い窓の外に目をやるが、まだ夜のようだった。


「私はどのくらい寝てたの?」


 ゆっくりと体を起こす。びっくりするくらいすっきりしていた。足の疲労感も消えている。


「三時間くらいですかね」

「どうりで」


 私は自分のお腹をさする。いい具合にお腹が空いていた。


「イアは何してたの?」

「建物の中を見させてもらってました。好んで来るところじゃないですから」


 私もちょっと見てみたかった。


「なにか面白いところあった?」

「いえ。つまらないものばかりでしたよ」


 イアが松葉杖を手に取って、こちらに差し出してくる。


「そろそろ食事にしましょう。お腹が空いたでしょう」


 私はベッドの外に足を放り、靴を履いてから松葉杖を受け取った。


「準備はよろしいですか」


 部屋のドアを開けてもらい廊下に出る。部屋の辺りには人の気配がなかったけど、食堂に近づくにつれ制服姿の人を目にするようになった。

 騎士団の建物にいる私たちは異端で、多くの視線を集めることとなる。


「やはり居心地の良いところではないですね」


 イアの言う通りだった。注目を浴びると言うか……、どちらかと言えば避けられているように感じる。


「シーがどのような印象を持ったかは知りませんが、一応あの子の名誉のため伝えておきます。今の騎士団はとても優秀です。街中で困ったことがあれば、彼らを頼ると良いでしょう。……まぁ、もちろん、あなたに何かあった時は私が駆けつけますが」

「あはは……それはありがとう」


 話しているうちに食堂へ着く。騎士団の規模は大きいらしい。メニューも多いし、座席も多い。特に今は夕食時なのか盛況だった。


「オススメとかあるの?」

「わざわざここを選ぶほどのものはありませんが、強いて言うならパスタ系がマシですかね」


 随分と酷評だ。そんなに美味しくないのかな。


「王都で食事をするならサクラのところがオススメです」


 私はミートスパゲティ、イアはナポリタンを注文した。私は杖を持たなければ歩けないので、イアが二人分を席まで運んでくれた。

 なるべく端の席を選んだものの、団員たちの視線は私たちに集中している。パスタの味も分からなくなりそうだ。


「やっぱり騎士団に一般人がいるのって珍しいのかな」

「団員以外でここに入る人間は何かした者ですからね。珍しいでしょう。わざわざ耳を傾ける必要はありませんよ」


 イアは周りを気にする素振りを一切見せずに、フォークでナポリタンを口に運んでいく。


「食べないと冷めてしまいますよ」

「そうだね」


 動物園の檻の中に入れられた気分だ。

 でも周りから小声で聞こえてくる単語は「勇者」が圧倒的に多い。皆、私ではなくイアの噂をしているようだ。

 そりゃあ、勇者なんて称号を持っているなら有名人にもなるか。


「ご馳走様でした」

「え、はやい」

「待っていますからゆっくり食べてください」


 待たせていれば急がなければと思う性分らしい。私は周りを気にするのを止めて、手を動かした。


 食事を終えた後は、ゆっくりすることもなく用意された部屋に戻ってきた。

 部屋にあったポットを使って、イアがお茶を淹れてくれる。お茶まであるなんて、ホテルみたいな部屋だ。


「紅茶しかなくてすみませんね」


 それはどうゆう意味だろう。この世界には他にもたくさんのお茶があるのか、それとも私がいた世界のお茶を指しているのか。


「緑茶ってこの世界にあるの?」

「少なくとも流通はしていません。日本という国では緑のお茶が主流なんですよね? 準備できず申し訳ないです」


 確か世界のお茶の七割は紅茶が占め、緑茶は日本などのアジア圏でしか普及してなかったはず。こんな欧州チックな世界ではないだろう。


「欲しいものとかあったら遠慮なく言ってくださいね。できる限りこしらえるので」

「ありがとう。……でも私には記憶がないから」

「それでも生活していて不便は出るでしょう。その時は言ってください」


 今のところ、歩けないことを除けば不便はない。随分と良くしてもらってると思う。

 紅茶をおかわりしようかなと考えていたところ、入口のドアがノックされて開いた。

 入ってきたのはハードゥだった。


「何ですか」


 イアは彼女を歓迎していないようで、不機嫌そうにカップをテーブルに置いて立ち上がった。


「様子を見に来ただけだ。食事はもう済ませたようだな」


 ハードゥがイアと私の顔を交互に見てきた。


「今晩はここにいるように。間違っても外には出るなよ」

「分かっています。しつこいですね」

「いつもそう言って私の話を聞かないだろう」

「私はあなたの部下ではありませんから」


 ムキになる二人はどこか可愛さすらある。


「シー」


 突然ハードゥから名前を呼ばれ、慌てて返事をする。


「コイツが外に出ないようにしっかり見張っておいてくれ。何かあった時は、とりあえず大きな声を出してほしい」

「わ、分かった……」


 イアは理由なくそんなことしないと思うけど。

 ハードゥとおやすみの挨拶を交わし、私とイアは残った紅茶をのんびりと飲み終える。


「どうして、イアとハードゥは仲が悪いの?」

「…………」

「いや、答えにくいなら聞かないけど……」

「別に大したことはありません。彼女は妖精のことを好いていないのですよ」


 妖精って、いたずら好きな存在くらいしか知識がない。


「妖精と言うのは、悪意なき悪。正義感の強いエルフとは相容れません」

「そうゆうものなの?」

「そういうものです」


 民族差別みたいなものなのかな。でも、カーリーや桜はイアに好意的に見えた。少なくとも人間と妖精は仲違いしていないみたい。


「安心してください。私はあなたに悪いことをするつもりはありません」


 イアは紅茶を飲み終えるとカップを置き、小さくため息をついた。


「彼女も小さい頃は可愛かったんですけれどね。あんなにも生意気に育ってしまって」

「小さい頃から知り合いだったんだ?」

「えぇ。カーリーもですね」

「……イアって今いくつなの?」

「……もう数えるのをやめてしまいました。でも、この世界で一番長寿なのは私でしょう」


 人と年の重ね方が違うのはなんとなく察していたが、そこまでとは思わなかった。


「おばあちゃんとか言ったら怒りますからね」

「言わないよ」


 イアについて知らないことばかりだ。

 ……いろいろ聞くなら家に帰ってからにしよう。イアはあまりここが好きそうじゃないし。


「歯磨きしたら、そろそろ寝る?」

「そうですね。早朝にはここを発ちたいですし」


 妖精でも、同じような見た目をしているし、同じようなものを食べて、同じように眠る。特別な力はあるかもしれないけど、それだけ。私たちと変わらない。


「どうしました? 先に歯磨きどうぞ」

「うん」


 よいしょと掛け声をして洗面に立つ。小さいながらもそこには鏡があって、私の顔が写っていた。この世界に来た二日前に比べれば、顔色はよくなったと思う。


 壁に半身を預けながら歯磨きをする。片足立ちはなかなかに辛い。

 歯磨きをしながらぼーっと考える。


 私には記憶がないけど、きっと元の世界には家族や友達がいる。誰か一人くらいはいなくなった私を探してくれているだろうか。


 私は……元の世界に戻るべきなのかな。


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