第五話 決壊値
遅くなってしまいましたが、第五話です!
今回も感想・イチオシレビューなどよろしくお願いします!
そうか、地震が起こった日より前にいるから、情報が見つからないのか。そう納得しつつ、どうして急に「命日」などと宣言されたのだろうか。
そこで僕は、いい方法を思いついた。
それは、あの地震は何だったのか調査すると宣言し、結果市で結果を確認することで、真相を確かめよう、というものだった。
早速実行に移した。
そして、昨日の地震の正体が分かった。結果市には、超えると大変なことになるという値「決壊値」があり、その「決壊値」に当たる値が101ポイントだったのだ。だからあの日、ポイントが101ポイントになった瞬間に結果市が決壊してしまったのだろう。
そして、現在のポイントは100ポイント。つまり、次に結果市を普通に利用すると、また地震が起こる、ということか。つまり、次はポイントで結果市を利用すればいいんだ。なるほど、そういうことか。
そして次の日、まだ気になることがあったので結果市に行ってみた。今度はポイントで利用してみた。残りのポイントは0ポイント。これでまたしばらく利用できそうだ。そして、今度は「地震はこの場所だけで起こったのか、もしそうならなぜそうなったのか調査する」と宣言し、結果を見る。
結果市の紙によれば、この場所限定で起きた地震らしく、その理由はこの場所が"結界地"であるからだそうだ。この場所を作った人は言葉遊びが好きなのかな?よくできている。
また、普通の人はこの結界地に入ることはまずないのだそう。原理的には入れるのだけれど、心理的に入れないようになってるんだとか。ただ、僕は自分から入ったのではなく、クマに襲われて偶然入った。だから、心理とか関係なかったようだ。
...とりあえず、結果市についていろいろ分かったけど、これからどうしたらいいんだ...?もしかしたらほかにもいろいろな要素が隠れているかもしれないし、使うの怖いんだけど...でも便利なんだよなあ...
ここで僕はハッとした。普段の僕なら、いくら便利なものでも怖いものは怖く、避けて通ってきたはずだ。でも、今はそれがない。...もしかして、今も心理的な影響を受けているというのか?




