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記憶の欠片  作者: Miyabi
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そんな中、昨日の夕方にある話を聞いた。

仕事が終わるのに時間がかかって自宅に帰って仕事をやろうと思い、荷物をまとめて帰る時に休憩室に先輩が居たので声をかけようと思ったその時、先輩の話し声が聞こえた…

『あいつの世話、正直きついわ。要領悪いし、時間かかるし部長に言って外してもらえないかな』

私の話だ…

先輩は私のミスに何一つ嫌な顔せずに対応してくれてて、私も頑張って仕事を覚えてミスを減らそう、早く先輩みたいになろうって思ってたのに…

実際は先輩の心の中では全然違ったんだ…

私は先輩にそのまま声をかけずに会社を後にした。


そのまま家に帰り、暗い部屋の中、自分に嫌気が差し酒を飲み、処方された薬を大量に飲んだ後、意識が朦朧としながら先輩の話を聞いてもらいたくて、同僚に電話をかけたんだ…

電話しながら途中で気を失ってしまったんだ。

同僚は急に喋らなくなったのを変に感じ、うちまで見に来てくれて、その場ですぐ救急車を呼んでここの病院に運ばれたみたいだ。

今思い直すと迷惑な話だ、同僚に心配はかけるし。


何が起きたかを思い出し頭を抱える私に院長は今後の話をした。

『意識ははっきり戻ったみたいだけど、数日はここで安静にすること。時間を置いて、また様子を見に来るから』

そう言い終わるとまじまじと私の顔を見ていて少し寂しい顔をしていたが、私は院長の顔に覚えがなかった…


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