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7代目勇者ー勇者をクビになった俺が相棒となら、この世界を救えるのだろうか?  作者: 酒月 河須(さかづき かわす)
第2章 4代目勇者の地 巡業編
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第1話プロローグ 歴代勇者の偉業

1週間ほど考えた結果、細々と続きを描くこととしました。本日から第2章です。これまでは毎日更新を実施していましたが、求めている読者の方も少ないのかなと思い、週で2話~3話の更新に切り替えたいと思います。結末まで話を描く予定で考えておりますが、途中で挫折したら申し訳ありません。また、これとは別の物語も描こうかと思っています。以上よろしくお願いいたします。

地球とは異なる惑星、『ユニヴァース』。


そこには『魔法』が存在し、地球では架空の生物とされている『ドラゴン』や『ユニコーン』などが存在している。


人類は非力ながらも、『魔法』の力で生き延びていたが、その歴史の中で幾度もの『厄災』に出くわし、苦しめられた。


だが、『厄災』が発生するたびに勇者と共に乗り越えてきた。それらは勇者の逸話として残り、『ユニヴァース』に存在する5つの大国の在り方というものにも深く影響してきた。


大国『ルーフス』は大公国の分類であり、国のトップである大公が君臨しているが、統治は議会に多くを一任している。議会では商会の代表が多く、商人の国として知られており、勇者を始め冒険者への武器や道具の出荷している。

しかし、この国はその昔、王国であり、王が絶対的な権力と統治を行っていた。何代にも続く絶対王政であったが6代目の王の悪政により、国は腐敗していた。6代目の王が悪政を敷いた背景。それは王を傀儡にしていた魔獣の存在があった。誰もが絶望した最中で登場したのが、初代勇者、『サワラギ』。彼の力によって、魔獣を追い払い、8代目の王を失脚させて、新たな議会が誕生し、王に引けを取らないほどの力を持つこととなった。


2代目勇者は大公国『フラーウム』に関係している。フラーウムが現在、農林水産に富んだ国になっているのは2代目勇者である、老婆の『ハナエ』の功績が大きい。彼女は作物のほとんどを荒らす、『カブラテラ』という害獣群を追い払ったことが逸話として残っている。だが、それ以外にも害獣対策、海産物の養殖など、食品加工の発展にも寄与し、食料問題に多大なる功績を与えた。それに伴い、商会は力を強めていき、大公国『ルーフス』同様、立憲君主という形の統治に切り替わったという。


3代目勇者の『コウタ』は、エルフやドワーフ、獣人族などの亜人種と人類との民族紛争に介入し、和平協定を結ばせた。彼らの紛争には、大公国の『ロセウス』や『ルーフス』、『フラーウム』ら立憲君主制国家連合と、彼ら異民族を受け入れにくい、『アルバス』および『カエルレウム』の絶対王政国家連合との代理戦争とも呼ばれており、泥沼化していた。そして、彼らの紛争の跡地には平和の象徴として5本の尾を所持した不死鳥の銅像が作られた。5本の尾は、人類、エルフ、ドワーフ、獣人族、その他の少数の種族が手を取り合い、不死鳥の如く永遠のものとするという意味を示している。また、その裏の意味合いでは、代理戦争を引き起こした大国5国が手を取り合い、不死鳥のような永遠のつながりを望むという意味を3代目勇者は込めたという話もある。真相は定かではないが、王国『アルバス』はその和平協定を機に、他国間交流の積極的に行うようになった歴史が存在する。


5代目勇者の『カオリ』は、神聖国家『カエルレウム』で発生した呪いの魔術により生み出された悪魔の疫病、『ムルトギルム病』を、天性の治癒魔術で根絶した。カオリは、治癒魔術に長けているだけでなく、医療にも非常に詳しく、魔法がすべてと言われていた世界に、『科学』という知識を与えてくれた。そして、その土台は6代目勇者の叡智によって、工業へとも発展していく。

6代目勇者『レオ』は天性の魔法力で五大国に襲い掛かった数多の自然災害を追い払った。彼は非常に賢く、5代目勇者で発展していた科学を応用した工業化の波をもたらし、人々の衣食住に更なる富みをもたらした。


そして、4代目勇者の『テルミツ』。テルミツは、大公国『ロセウス』に降り注ぐ隕石の雨を、一つの槍で追い払った。その時の彼はロセウスの国で最も高い建物の最上階から、槍を握り、頭上の隕石を打ち砕いていったと言う。テルミツは常に自分の鍛錬を怠らないことで有名であった。そして、テルミツが隕石を砕いた時に昇ったとされる高い建物は、『バベル』と名付けられ、厄災以降、高みを目指すものたちの修練場となった。そこから100年という年月を経ても変わらず、武を極める者達の聖地であり、冒険者たちが自分の実力を計るための聖地ともなっていた。冒険者たちの力は、大公国『ロセウス』の開拓の源であり、そこから排出された人材は、未開拓の土地の開拓し、国の防衛を担うものを多く輩出してきた。


場所はアリオス山脈の麓。ロセウスという国自体、他の国と比べて過酷な環境にある土地柄であり、アリオス山脈も人が容易に住めるような土地でもないが、『バベル』の麓ということもあり、人々が集まり、大国の首都と呼ばれるほどまでに発展している。


そんな『バベル』に、7代目勇者として異世界転移してきた『リツ』と、元の人間の身体を取り戻そうとしている剣の『ブライ』は目指そうとした。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。次の更新は週の半ばを予定しています。以上お願いいたします。

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