秋思兄弟の過去
俺達2人は幸せに天界で産まれた。
俺達は姉が始まりを司る神として産まれ、
俺は終わりを司る神として産まれた。
天界での公務は大変だったけど、やり甲斐のある仕事で、毎日幸せだった。
ある日、俺達2人はゼウスに呼び出された。
ゼウスはこの天界全体を司っていて、全能神として有名だった。
「・・・よく来てくれた。イロハ、セスよ。
今日は君達に重要な話があってね。」
「どうしたのですか?全能神。」
イロハ姉がゼウスに聞いた。
「・・・君達は今日限りで終始神の役割を降りてもらう。そして、君達は追放だ。」
俺達は人間界に突然召喚させられた。
その後同じ境遇の神に聞くと、どうやらゼウスより上の存在に俺達は存在を抹消されたらしい。
・・・・・・
「ご苦労だった。ゼウス。」
「・・・私は罪な事をしたものです。私自身が産んだ存在を自分の手で消すなんて。
貴方には分からないでしょうね。この気持ちが。」
「俺の目的はこの天界を俺の手にする事。
ゼウス。お前もいつかは消してやる。
それまで精々俺の為に働く事だ。」
・・・・・・
ここ、2080年の世界に召喚された俺達は、上里信二にスカウトされ、EOGに入った。
俺達の運命はここから破滅へと向かっていった。