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疾啓の過去
「疾啓!疾啓!どうして・・・」
・・・何だ・・・ここ・・・
「疾啓、何故なんだ・・・」
・・・何故、皆泣いているんだ。
僕はただ、寝ているだけなのに・・・
『それは違うぞ。青力疾啓よ。』
『お前は死のうとしているのだ。
1つ契約をしよう。お前が…となり…を…せば普通の人と同じ位生かしてやる。
どうだ?』
そんなの、望んでいるに決まっている。
『分かった。では、契約成立だな。良き人生を。』
その後、奇跡的に病気が治った僕は、仕事の都合で、東京の外れに引っ越す事になった。
この時から、僕の運命の歯車は大きく回り始めた。
そこに、いた。
僕の標的が。