彫刻の理由
--風の祠 改めウィンダーの祠--
「あの、ウィンダー。質問があるんですが?」
キュアリスの制裁から復活したナモミが手を挙げて質問する。
「なんだい?気だるげの君。」
「なんでここの祠は他の祠と違って彫刻が入ってるんですか?」
「それはもちろん、・・美しいからさ!」
手を広げ、天を仰ぐウィンダー。
「あ、そっすか。あざ~す。」
(やっぱ神様って変なのばっかりなのでは・・・?)
「ウィンダーさん、他の神様の居場所ってわかってはったりしませんか?」
「う~ん、今の僕にはちょっとわからないな。ごめんよ、子猫ちゃん。」
「ふはっ。いえいえ、と、っとんでもございません。」
思わず吹き出すローズ。
(おい、ローズ。笑うなよ、失礼だぞ。)
耳打ちするナモミ。
(だって、子猫ちゃんとか言うから。ていうか、
あんただって普段呼び捨てにしたり、他の神様にもっと失礼なことしとるくせに、どの口が言うてんねん。)
「そうですか・・・では、とりあえずこれからのことを考えましょうか。」
・・・
「とりあえず全員出てきてもらうか?」
「そうだね、そうしよっか。」
「はい。」
フォセカが右耳のイヤリングに、スミレが杖に触れる。
ピーピードンド!
ピーピーピドンド!
ズンチャ!ズンチャ!ズンチャ!ピャー!
ピーピードンド!
ピーピーピドンド!
ズンチャ!ズンチャ!ズンチャ!ピャー!
祠内に響き渡る太鼓と笛の音。
「うぁー。忘れてたー。」
膝を着くナモミ。
「おひさしぶりです。みなさん。」
「みんな、こんちゃー。」
挨拶するアクアリスとフレイア。
「ねえフレイア。その音楽なんとかなんない?」
「えー。これがいいんだよ。これは僕のアイデンティティだから無理。」
「ぐぬぬ。」




