疾風の神ウィンダー
「あった祠や!」
「そうそう、あれあれ。」
「ん?、でも他の祠となんか雰囲気ちょっと違うね?」
「そうですね、スタイリッシュといいますか、おしゃれといいますか。」
気合の入った彫刻で囲われた祠を見上げる4人。
「まあ、とりあえず入ろう。」
・・・・
--風の祠--
「これが神具だな。」
「ネックレスでしょうか?」
淡く緑に光る首飾りが台座の上に飾られている。
「ここもえらい気合の入った彫刻されてるな。」
台座の周りの、風をモチーフにしたのであろう渦巻の彫刻を見るローズ。
「じゃあ、いつもいつも悪いけどスミレちゃんお願いします。」
「はい、わかりました。では。」
跪き手を合わせるスミレ。
「疾風の神ウィンダーよ。
安らぎの源、聖なる父よ。
我らの前に姿を現し、
その力を示したまへ。」
台座の首飾りがさらに輝きを増す。
4人の目の前に、黄緑色の肌をした男性が姿を現す。
「おお、ありがとう。君たちが僕を解放してくれたんだね。マドモアゼル。
僕はウィンダー。風の神だ。」
突如フォセカの左耳のイヤリングが光出す。
「ダ~リ~ン!」
ウィンダーに飛び掛かるキュアリス。
「ああ、キュアリスも無事で。ケガはなかったかい?」
「うん、大丈夫。キュアリス怖かった~。」
ウィンダーに抱きつき、頭をスリスリとこすりつけるキュアリス。
「うっわ~。ブリブリブリッ子だなぁ。
でもあたしは賢いから、うわ~ブリブリブリッ子だな~とかは言わないぞ!」
(キュアリス、すごくウィンダーさんに会いたがってたよ!)
「ちょ、あんた。」
「あ、ミスッて本音の方が出ちゃった。」
直後に右足の親指をキュアリスに踏まれてのたうち回るナモミ。
「あのウィンダー様、今世界では色が無くなって困っております。どうか力をお貸しください。」
「ああ、様はいらない。さんでかまわないよ。もちろん力を貸そう。
それに、僕たちを閉じ込めたあいつを、野放しにしておくわけにはいかないからね。
僕を解放してくれたことで緑色が世界に戻ったはずだ。」
「ありがとうございます。」
「ああ、美しいもののためなら僕はなんだってするよマドモアゼル。
僕の神具は・・・そうだね、ツインテールの君。
君が身につけておいてくれるかな、小さなプリンセス。君が僕との相性が良さそうだ。」
小さくウインクするウィンダー。
「わかりました。ウィンダーさん。よろしくお願いします。」
お辞儀するフォセカ。




