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迷子の迷子のナモミさん
「どうしましょう。ナモミさんが。」
「この風やから、急いで追いかけるわけにもいかんわ。岩の壁を伝って追っかけるしかないな。」
「大丈夫かな・・・ナモナモ。」
・・・
「痛つつ、調子に乗りすぎたな。」
むくりと起き上がりながら辺りを見回すナモミ。
風が吹き荒れている。
「ああ、みんなともかなり離れちゃったっぽいな。う~ん。」
どうしようか考えていると、前方から鳥型の魔物が襲い掛かってくる。
「やっば。」
尖ったくちばしを間一髪で回避する。
「フレイム!」
火球を打ち出すが、辺りの風のためか思った場所に飛ばない。
「クソ!」
キエエエエエ。
再度モンスターが急降下してくる。
「ぐっ。」
腰に下げた2本の枝を抜き、モンスターのくちばしを受け流す。
「何か・・・あ、あそこだ。」
辺りを見回し、洞窟のようなものを見つけ飛び込む。
キエエ。
「くらえ!フレイムサンダーストライク!」
黒焦げになった後、砂になって崩れるモンスター。
「はぁはぁ、なんとかなった・・・。少し休もう。」




