突入!カキフェーズバレー
--カキフェーズバレー--
「うおぉぉ。見て。追い風でめっちゃ速く走れるぞ!」
両手を広げて前に走り出すナモミ。
「ちょっと、あんまり先々いったらあかんで。」
「ローズ、レッグビルドかけて。」
「絶対かけへん。」
「けち。いいさ、自分でも掛けれるもんね。
大地の神 グランドよ。我に力を与えたまへ。レッグビルド!」
「くっそ。自分で覚えよったこいつ。」
「フォセ。クイックムーブよろしく。」
「ダメ!ナモナモすぐどっか行っちゃうもん。」
「ふふん。疾風の神 ウィンダーよ。我に力を与えたまへ。クイックムーブ!」
「あ、クイックムーブも覚えてたんだ。」
「ナモミさん、カクチョーニ洞窟と違って、ここでは崖もたくさんありますから、
本当にふざけるのはやめてくださいね。」
「わかってるよ、ちょっと茶目っ気出しただけじゃん。」
3人の5メートルほど前にいるナモミが口を尖らせる。
「う、ぬぬぬ。」
3人の元に戻ろうとするが向かい風で思うように体が進まないナモミ。
「あっれ、おかしいな。たった数メートルなのに。」
そんなことを言いながらナモミがぬかるんだ地面に足を滑らせる。
「ぬ、ぬわあああああああああああ。」
突如強風が吹きナモミの体が渓谷の奥へと吹き飛ばされる。
「ナモミーーーーーーーーーー!」
「ナモミさーーーーーーーーん!」
「ナモナモーーーーーーーーー!」




