お礼その2
「それともう一個あるんだよ。」
再度、笹の籠をガサガサと探す男性。
「これなんだけど、村のみんなからの気持ちだ。フレイア様のことよろしくな。」
そういうと男性が真っ赤な石のようなものを取り出す。
「なんなのこれ?」
受け取ったナモミが不思議そうにいろんな角度から眺める。
「そいつは紅鉱っていってな、この辺りではたまにとれる鉱石なんだ。
場所によっちゃ高く売れるらしい。あんたらいろんなところ旅してるんだろ?
どこか遠くの街に行った時に売ってくれよ。」
「あ、それたぶんフレイアの心って宝石だよ。」
フォセカが思い出したように、グーにした左手でポンッと右手の手のひらを叩く。
「フォセ知ってるのか?」
「うん。前に装備品探してるときに見たよ。」
「いずれにしても貴重なものということですね。いいんですか?」
スミレが男性に話しかける。
「いいんだいいんだ。あんたらのおかげでフレイア様にお会いすることもできたからな。
後は宴の方楽しんでくれよ。
今晩また一緒に神様ゲームしようぜ。村のやつらにもルール教えて回っとくから。」
「おっけー。大会しようよ。大会。負けたらリンボーダンスね!」
ウキウキのナモミ。
4人と男性が広場で和気あいあいと話していると、どこかからか叫び声のようなものが聞こえる。
「いやじゃーーーーーーーー!わしはまだ踊れるんじゃーーーー!」
「なんだろ?みんな聞こえた?」
首を傾げるフォセカ。
「なんだか叫び声のようなものが聞こえましたね。」
「誰か危険な目にあってんのちゃうか?探すか?」
「あー。たぶん大丈夫だよ、無視しても。ダンスの神様がソウルを高ぶらせてるだけだから。」
「「「???」」」




