一件落着!フレイム事件
「フレイア様にお会いできたこともありますので、
今回のことは不問に致しますが、気を付けてくだされ。」
「はい、本当にすみませんでした。わざとじゃなかったんです。」
「わざとだったらワシらで八つ裂きにしとるところですな。」
「ヒッ。」
「まあまあ、おじいちゃん。楽しく楽しく!ね!みんなで踊ろう!
ナモミ!僕のトーチ棒貸してあげるよ!」
どこからかトーチ棒を取り出すフレイア。
「いや、大丈夫っす。」
「ナモミ殿!フレイア様の提案を断るとは何たる不届き!」
「あー、すみません。やっぱトーチ棒貸してもらってもいいですか?」
嫌々トーチ棒を貸し出されるナモミ。
「皆の者。今日はフレイア様にお会いできたことをお祝いして宴じゃー!」
老人が杖を掲げる。
「「「「「うおー!」」」」」
・・・・
ズンチャ!
ズンチャ!
村中に太鼓や笛の音が響き渡り、たいまつが赤く燃える。
「ナモナモお疲れ!」
フレイアに誘われてステージで踊らされていたナモミが、
3人のいるテーブルに帰ってくる。
「しんどっ。でも意外と楽しかったわ。ローズお前もやってみ。」
そういってローズにトーチ棒を渡すナモミ。
「ものは試しやからな。ちょっとウチも行ってくるわ!」
村の陽気に当てられてやる気満々でステージに走っていくローズ。
「おー、これうまいな。」
テーブルの上にあった青色の飲み物をゴクゴクと飲み干すナモミ。
「これなんでしょうね?すみません。この飲み物ってなんですか?」
スミレが隣のテーブルの男性に聞く。
「ああ、それはブルーアップルっていう果物を絞ったジュースだよ。
この辺だとよく飲むんだ、甘酸っぱくてうまいだろ?」
「うん、うまかった。」
「そうか、もっと飲め飲め!おーい、ブルーアップルジュースもっともってこーい!」
「楽しいね~。」
「そうだな。ん?」
ナモミがフォセカの方を見て何かに気づく。
「なんかお前のコル小さくなってないか?それに色も・・・。」
「あ、ほんとだ。青色と赤色が抜けた様に見えるね。ナモナモのやつもじゃん。」
「マジで。」
フォセカの耳飾りが光る。
「あ、はい、はい。そうなんですね、ありがとうございます。」
「アクアリス様?」
「うん。コルの中の色力が、解放された私達の元に戻ったせいでしょう。だってさ。」
「なるほど、んじゃ最後は消えてなくなるんだな、コル。」
「かもね~。でもこんなものないほうがいいよ、邪魔だし。」
「そうだな。」
「みなさん、温泉のご準備ができましたよ。入られませんか?」
昼に案内をしてくれた女性が呼びに来る。
「あ、行きます。ローズはあのまま踊らせといてこっそり行くか。ひひひ。」
「聞こえとるで、クソミドリ。」




