フレイアの気持ち
--サッチス村--
「おお、巫女様。祈祷の方は?」
「ええ、無事終了致しました。もう大丈夫でしょう。」
「そうですか。おや?!巫女様、それはフレイア様の神具ではございませんか?
いくら巫女様とはいえ、それを持ち出させるわけにはいきませんぞ!」
一気に表情が険しくなる老人の顔。
「スミレ。」
「わかりました。」
返事をして神具に触れるスミレ。
ピーピードンド!
ピーピーピドンド!
ズンチャ!ズンチャ!ズンチャ!ピャー!
ピーピードンド!
ピーピーピドンド!
ズンチャ!ズンチャ!ズンチャ!ピャー!
どこからか流れ出す騒がしい音楽。
「うあー、これ毎回流れるのか。きついなー。」
ぐったりとするナモミ。
「じゃーん!フレイアだよ!」
「おぉぉ。フレイア様・・・。」
涙を流しながら地面に膝を着くサッチス村の民達。
「サッチス村のみんな、いつも美味しい食べ物ありがとうね!
(ズンチャ!ズンチャ!ズンチャ!ピー!)
別に怒ったりしてないからね。(ピーヒャー!ピーヒャー!ピーピーピー!)」
「フレイア!音楽止めてー!」
ナモミが体全体を使ってバツ印のジェスチャーをする。
「あ、はいはい。」
・・・
「というわけで、今世界が大変みたいなんだ!
僕の力が必要みたいだからしばらくこの子達についていくよ!
すぐ戻ってくるから安心してみんな!」
「フレイア様がそう仰られるのでしたら、ワシらもはいと言わざるをえません。
フレイア様、どうかご無事で。」
「おじいさん、旅が終わったら必ず神具を返しにまいりますので。」
「巫女様。フレイア様のことをよろしくお願い致します。
ところでフレイア様、一つお聞きしたいことがあるのですがよろしいですかな?」
「ん?何かな?」
「怒ってはおられないとのことでしたが、
我ら恵みの森に火柱を立てられたのには何か意味が?」
恐る恐る質問する老人。
「え?何それ?知らないよ。僕じゃな「すみません!あたしがやりました!」
食い気味で土下座するナモミ。




