登山!サッチス山
--サッチス村 朝--
「おはようございます。巫女様。
本日は私がご案内させていただきます。」
モノクロの若い女性が挨拶する。
「この辺の土地は不慣れですので、頼りにしております。
よろしくお願いします。」
スミレが微笑む。
「なんかお姉さんの服装どっかで見たことあるような。」
「これはサッチス村の伝統衣装です。
村のお祭りの時にもこの服を着て踊るんですよ。
コルがあればもっときれいなんですが。」
そう言って露出の高い伝統衣装を纏った女性はくるりと一周する。
胸に着けた青いペンダントだけがきらりと光る。
「ほ~。」
「はえ~。」
「二人とも、口開けてやんと行くで。」
--サッチス山 山中--
「暑っちぃな~。」
「だね~。汗が止まらない。」
「サッチス山は活火山ですからね。
ご祈祷の方が終わりましたら、村で温泉にご案内しますよ。
肌がつるつるになるので結構有名なんです。」
「おぉ~。楽しみだ。」
「あ、あと、火山は噴火することもあるのでみなさんお気をつけください。」
「え、噴火したらどうしたらいいの?」
「う~ん、どうしましょう?」
手を頬に当てて考える案内役の女性。
「適当か!」
思わず突っ込むローズ。
「うふふ。噴火は冗談です。今はフレイア様の件で少し暗くなっていますが、
基本的に私達の村は、
陽気で明るくって少しぐらいのことなら気にしない人が多いんですよ。」
「ちょっと焦った。汗の量が増えた。」
汗を拭うナモミ。
「ほら見えてきました、あそこがフレイア様に捧げものを供える台座ですよ!」




