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まっしろ大陸  作者: 竹石 環奈
色力解放編
73/178

サッチス村

--サッチス村 広場 銅像前--


銅像の前で女性が泣きじゃくっている。


「なんかあったん?」

モノクロの男性に話しかけるローズ。


「なんだお前ら、よそから来たのか?

なら悪いことは言ない。早くここから立ち去れ。」

仏頂面で答える男性。


「そんなこと言わんと教えてや。」

食い下がるローズ。


「別に教えたからといって、どうこうなるものでもないじゃろう。

教えてやったらよかろう。」

男性の隣に座っていたモノクロの老人が横から答える。


「今、ワシらの村では面倒なことが起こっておってな。

そこに銅像があるじゃろ?」

そう言って老人が持っている杖で近くの銅像の方を指す。


「女性の像・・・でしょうか?」


「中々セクシーな恰好してるねー。」


「それはな、女神フレイア様の銅像じゃ。

フレイア様は知っているかの?お嬢さん達。」


「じいちゃんフレイアについて詳しいの?」

ナモミが質問する。


「うむ。

ワシだけではなくこの村の者がみな、

フレイア様のことを崇拝しておってな。

そうそう、フレイア様と言えば活発で元気なことで有名でな。

そしてそれはもうお美しうて、

おっとすまん、何があったかじゃったな。話を戻そう。」

コホンと咳をする老人。


「今述べた通り、このサッチス村ではフレイア様を敬っておってな、

毎日、昼の12時に森や川で取れたものを捧げものとしてお供えするんじゃ。

じゃが、今日の分の捧げものを村の娘が忘れてしもうてな。

もちろんわざとではなかったし、本人もえらく悔やんでおるんじゃ。

しかし・・・・。」


そう言ってパイプタバコをふかす老人。

輪っかになった煙が、広がりながら空へと向かう。


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