三度森の家
--森の家--
「モドルーナ便利だなー。あたしも覚えたいなー。」
「モドルーナは中級魔法だから、ナモナモでも覚えれるんじゃないかな?ガンバレ!」
「クロユリさーん。いらっしゃいますか~。」
ノックするスミレ。
家の玄関の扉がガチャリと開く。
「あらあなた達。まあまあの頻度で訪ねてくるわね。
来るなとは言わないけれど、もう少し間を開けてから来るようにしたほうがいいんじゃないかしら?
もてなす側にも準備とかいろいろあるのよ。お茶やお茶菓子のストックとか。」
気のせいか眉間にしわが寄っているように見えるクロユリが出てくる。
「まあまあそういわずに。面白いもん見せられると思うから。」
--森の家 ダイニング--
「スコーンは?」
「そんなに気に入ってくれたのはうれしいけれど、毎日焼くようなものではないわよ。
今度あなたのお誕生日にでも焼いてあげるわ。」
「おお、頼むわ。」
「それで面白いものって何かしら?」
「フォセ。」
「なに~?」
「頼む。」
「え?」
「アクアリス様呼んで。」
「ええ。さすがにちょっと神様に対して失礼じゃない?用もないのに呼ぶとか。」
フォセカが困った顔をする。
「そうです。キュアリスさんがちょっとイメージと離れていたこともあったせいで、
感性がおかしくなってますよ。締めなおしてください。」
スミレも真剣な顔で諭す。
「あんたはいつもすぐ調子に乗りすぎなんや。自重せな。」
「ぐぬぅ。でもクロユリも会いたいよな?アクアリス様に。
見せたかったなぁ。
まじでめっちゃ綺麗なんだよアクアリス様。女神様の中でも特に綺麗なんじゃないかな?」
するとフォセカの耳飾りが光りだし、アクアリスが現れる。
「少し耳飾りの中が窮屈だから出てきたわ。
あら、あなたこの子達のお友達かしら?
初めまして。私はアクアリスよ。よろしくね。」
「なんかアクアリス様、思ってたよりもお茶目とちゃう?」
みんなに気づかれないようにローズがスミレに耳打ちする。
「かもしれませんね。でもそんなアクアリス様も素敵です。」
(ちょろいぜ。)
ニヤリとするナモミ。




