王家の証事件
--城下町 ケスタレア 広場--
「マジやばくね?」
ナモミが珍しく動揺している。
「まさかそんなに大切なものだったなんて。」
スミレが両手で顔を覆う。
「とりあえず、アオサの鑑定屋に戻ろうよ。まだ売れずに残ってるかもしれない。」
「フォセカの言う通りや。はよ行こ。」
「疾風の神 ウィンダーよ。懐かしきあの地へ我々を運びたまえ。モドルーナトゥアオサ!」
・・・
--アオサ 鑑定屋--
「おっちゃん!まだ王冠残ってる?」
店に飛び込むと同時に大声で訊ねるナモミ。
「ああ、お嬢さん達。まだありますよ。必要だったんですか?よかったですね。」
「よかった、残ってたんか。」
「おっちゃん、それやっぱ要るから買い戻させて。」
「構いませんが、もちろん原価というわけにはいきませんよ?売値は12万ガルを設定していますが、
そうですね・・・10万ガルで手を打ちましょう。」
「10万!?」
「スミレちゃん、今全部でいくらあったっけ?」
「えーっと、3万5000ガルほどですね・・・。装備とか買っちゃいましたし。」
「足りへんな。おっちゃん、3万5000ガルには・・・・?」
淡い期待を胸に質問するローズ。
「なりませんな。というか3万5000だとうちの店が赤字じゃないですか。」
「「ですよね~。」」
納得するナモミとローズ。
「仕方ない。ローズ、お前がエッチなご奉仕で返してこい。」
「なんでウチやねん。あ、あんたやと無理か。」
「うっせー。早くいけローズ。」
「なんでや。」
「あの、どっちかというとそちらの紫髪のお嬢さんの方がタイプなんですが・・・。」
頬を赤らめながらボソッと言う店主。
「イヤー!不潔です!」
「みんな一旦落ち着こうよ。」




