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まっしろ大陸  作者: 竹石 環奈
色力解放編
56/178

アクアリスの祠


--アオサ 海岸--


「祠~。祠はないかね~?」

枝をブンブンと振り回しながらナモミが辺りを見回す。


「元気有り余ってんな、あんた。」


「まあもう1週間は休んだからな。そろそろアイスクリームの味のローテーションにも飽きてきたし。」


「マンゴーとパパイヤほぼ一緒だったしね。」


「うん。さらに言うと混ぜ混ぜで、

味変わって星ふりのフルーツ味になるって書いてたけど、それもあんまり変わらなかった気がする。」


「それ、あんたが普段からちゃんとしたもん食べてへんから、味覚おかしなってんのちゃうん?」


「あー、そのくだりはもうフォセと二人でやったから大丈夫。」


「なんや、そっけないな。」

普段なら食って掛かるナモミがおとなしいので、つまらなさそうにするローズ。


「もう街寄りの辺りはかなり探しましたよね。あと見てないのはカクチョーニ洞窟の方面ですね。」


「こうなるのわかってたら、こないだのレベル上げの時一緒に探しておいたのにな。」


「そやな。」


「うー。何となくだけど、この間スミレちゃんのお兄さんと話してたとこ。

あそこにそれっぽいのがあったのを、今思い出したような気がしないでもない。」


「マジか、フォセ。」


「わかんない。もしかしたらただの岩だったかも。」


「すんごい、曖昧やな。」


「でも手がかりがないよりはあったほうがいいですよ。行きましょう。」


・・・


--カクチョーニ洞窟 入口付近--


「この辺りだったよな、確か。」


「うん。洞窟の入り口と反対側の方。あの辺り。」

そういうとフォセカが木の茂みからはみ出ている岩を指さす。


「おお~。これ祠だよなたぶん、ちょっと欠けたり苔はえたりしてるけど。」


「ですね。お手柄ですフォセカさん。」


「よくやったぞ、妹よ!」


「私がお姉ちゃんだよ!」


「何やそれ?姉妹ごっこか?」


「「ローズは四女な(ね)!」」


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