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スコーン
「スミレ、ローズ離れろ!お前が魔女クロユリか!!」
「あぁ~、やっぱりこうなっちゃったわね。ちょっと落ち着いてもらってもいいかしら。」
「落ち着けやって?ウチらはあんたのこと倒すために旅してきたんや!覚悟せえよ!」
「二人とも気を付けてください。魔女の異名を持つ女です。何をしてくるか!」
「・・・・」
ピョオオオオオ。
台所の方から奇妙な音がする。
「「「!!!」」」
「ほらちょうどお湯も沸いたわ。朝スコーンも焼いてみたの。ティータイムにしましょう。」
「よし、一時休戦しよう。」
「「おい。」」
突っ込むスミレとローズ。
・・・
「どうぞ。お口に合うかわからないけれど。」
そういって皿に載せたスコーンを差し出すクロユリ。
「いただきます。」
食べようとするナモミ。
「ちょっとあんた待ちーや。魔女の出したもんやで。毒入ってるかもしれへん。」
「すごく警戒されてるわね。まあ仕方ないかしら。とりあえずお話をさせてもらえる?」
「・・・聞くだけは聞きます。」
眉をひそめるスミレ。
「・・・サクサクでうまい。」
「おいいいいい。クソミドリィィィ。」




