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まっしろ大陸  作者: 竹石 環奈
魔女討伐編
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財宝の価値

--アオサ 鑑定屋--


「鑑定ですな。少々お待ちくだされ。」

ルーペのようなもので王冠の装飾をまじまじとみる白鬚を蓄えたカラーズの店主。


「どれくらいかかりますか?」


「30分はいただきたいですな。」


「わかりました、では後ほど伺います。」


・・・


「30分ほどかかるそうです。」

店から出てきたスミレが報告する。


「結構かかるな。」


「高く売れるといいね。」


「とりあえず、あそこのベンチで休憩やな。」


「よいしょっと。」


・・・


「レベルは上がったけど、ドラゴン倒せるんやろか。」


「正直わからん。」


「みんないくつになったんだっけ?」


「あたしは15だな。」


「ウチは洞窟の帰り道で2つあがったから13やな。」


「あたし33~。」


「私は34ですね。」


「レベルだけみるとやっぱあたしとローズに不安が。」


「確かに。」

珍しくナモミに同意するローズ。


「とはいうものの、あんまりのんびりしているとアオサの人たちの生活もありますからね。」


「だよね~。やっぱ今鑑定中のお宝がどんぐらいで売れるかだよね~。装備さえ整えばね~。」


「デスネ、マスター」


「そろそろ30分ぐらいたったかな。」


「聞いてきますね。」


・・・


「すみませ~ん。鑑定終わりましたか~。」


「ああ、お嬢さん達。さっき終わったところですよ。」


「おっちゃん、どうだった?」


「どれもいいものですな。まずはこの王冠。

装飾に使われている宝石はかなり大粒の物ばかりでゴールドの部分も本物です。

もしこの店で買い取らせていただけるのであれば5万ガルは出しましょう。」


「「「「おおー。」」」」


「安いんか高いんかわからへんな。」


「それは皆様の方でお考え下さい。次にこの指輪ですが、『グランドの指輪』ですな。

大地の神グランドの加護が受けられるように、特殊な装飾が施されております。

装備することで防御を高めることができる指輪です。こちらは1万ガルで買い取らせていただきましょう。」


「ふむ。」


「そして最後がこの腕輪ですな。これは『キュアリスの愛』と呼ばれておりまして、

グランドの指輪と同様に、治癒の女神キュアリスの加護が受けられる腕輪です。

装備者の治癒魔法の効果が上昇します。こちらは8000ガルってところですな。」


「んー、なんか指輪と腕輪安くない?」

文句をいうナモミ。


「そこは私どもも商売ですので。王冠の方は宝石もたくさんついているので、

貴族や王族、富豪の買い手がすぐにつくと思われます故この値段設定ですな。

逆に腕輪と指輪は冒険者以外に需要がないと思われるので、どうしても値段が落ちてしまうということです。

納得されたものだけ買い取らせていただくことも可能ですが。」


「そうか。まあ筋は通ってるな。みんなどうする?」


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