兄
「で、お前らはあの洞窟で何やってたんだよ。」
「レベル上げとお宝さがし。」
ヤナギの方を見ながらナモミが答える。
「なるほど。んでレベル上げとお宝探しははかどったのか?」
「レベル上げはかなり順調。お宝探しはそこそこかな。」
「指輪と腕輪と王冠が見つかりました!」
そういってスミレがバッグから3つのアイテムをうれしそうに取り出して見せる。
「あら、なかなか素敵じゃない?あたしそういうの好きよ。一ついただこうかしら?」
「あげないぞ!」
ナモミがボタンの前に手を広げて立ちふさがる。
「うふふ。冗談よ。」
ボタンが馬鹿にしたように笑う。
「それより、ヤナギ兄ちゃん達はこんなとこで何してたのさ。」
宝をとられてはなるまいと話題を変えるナモミ。
「ああ。俺らはアオサで迷惑な盗賊がいるから、
そいつらを倒してくれって依頼があったからんだ。そいつらを探してたんだよ。
目の前で困ってるやつほっとけないからな。」
にこりと笑うヤナギ。
「兄様は一年前に、私たちよりも先に魔女討伐隊として出向したんですよ。
だから私たちの一年先輩ですね。」
スミレがうれしそうに語る。
「ほー。そうなんだねー。」
フォセカが口を開けて聞いている。
「魔女の手がかりがつかめずに、
うろうろしてるうちに、この街にたどり着いて今は傭兵まがいのことやってるってわけだ。」
「あたしらは手に入れたお宝鑑定し終わったら、
装備揃えて、魔女の使い魔のドラゴンの討伐に行こと思てます。」
「オタカラカンテイ!」
あたりを走り回りながらミミコが発言する。
「そこのウサ子もウキウキみたいだな。
あんまり浮かれるなよ、魔女の使い魔っていえば強いことで有名だからな。」
「わかってるよ。ヤナギ兄ちゃん達も盗賊討伐気を付けてね。」
「おうよ。俺らもこれが終わったら魔女討伐に力いれるつもりだ。」




