37/178
お宝ゲット
ギィィィイイィ。
鈍い音を立てて開く木製の観音開きの扉。
「うわー。ベタやなぁ。」
目の前に置かれている木製の宝箱を見るローズ。
「ふふ。ほんとですね。」
「こういう場合って空っぽのパターン多くない?」
フォセカが眉をひそめている。
「開けた瞬間に魔物飛び出してくるとかな。」
「変なフラグたてんといてや!」
「とりあえず開けるぞ。」
土埃をたてながら開く宝箱。
「おぉ~。」
フォセカが目を丸くして輝かせる。
「当たり・・・、でしょうか?」
「3つ入ってるな。腕輪と指輪と王冠か・・・。」
「アオサに戻ったら、それぞれ何なのか鑑定してもらいましょう。」
スミレが胸の前で手を合わせる。
「そうだな。んじゃ、レベルもだいぶ上がったし町まで戻るか。」
・・・
--カクチョーニ洞窟 入口--
「あー、明るい。溶けるぅぅ。」
「懐かしいね、それ。」
「宝箱開けたのに魔物飛び出してこんかったな。」
「ふふ、まあそういう時もありますよね。」
カクチョーニ洞窟から出てくる4人。
「お前らちょっと待て!もしかして最近アオサで強盗を繰り返している盗賊か?」
逆光になって影だけ見える2人組。
「あー!こっちのパターンかー!」
地面に手と膝をつくナモミ。




