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お宝?
--カクチョーニ洞窟 深部--
「お~い、ナモミ~。大丈夫か~?」
「ナモミさ~ん。」
「・・・ううう、痛って~。」
「確かこっちから聞こえたような・・・。あ、あそこ!」
フォセカが崖になっている岩肌のでっぱりを指さす。
「あちゃ~。ありゃ届かんで。どないする?」
「お~い、なんか部屋あるから3人とも降りてきて~。」
「なんてよ。」
「う~ん、でもロープの代わりになるようなものは今持ってないですよ、どうしましょう。」
「ああ、ちょいそこで待ってて。」
そういって立ち上がるナモミ。
「ウィップヴァイン!」
ナモミの手のひらあたりから植物のつるが勢いよく伸び始め、
3人の近くにあった大き目の岩に巻き付く。
「これつたって降りてきて。」
「お~。初級攻撃魔法にこんな使い方あるんだね。」
・・・
「ナモナモ大丈夫?治癒の女神キュアリスよ。我に力を貸したまへ。エクスヒール!」
「ありがとうフォセ、お前いいやつだな。」
「そろそろくどいよ。」
むっすりするフォセカ。
「確かに、こらなんかありそうやな。」
古い扉を手の甲でコンコンと鳴らすローズ。
「よし、開けるぞ。」




