スミレの魔法講義1
--アオサ 周辺--
「まずは魔法の基礎の部分からお伝えしますね。
もし学校の授業で聴いたよって部分があったらごめんなさい。」
「大丈夫、あたし魔法の授業はほとんど寝てたから覚えてない。」
「それはそれでどうなんでしょうか・・・。」
苦笑いするスミレ。
「じゃあ、始めますね。」
「待って。あいつら二人は?」
「フォセカさんと、ローズさんなら用があるからといって二人で出かけられましたよ。
魔法の修行がんばれって言ってました。」
「そっか。了解。」
「では・・・あらためて。まず魔法には属性があるのはご存知ですか?」
「あ、それはわかるかも知れない。確か、火水土風木雷だったっけ?」
「んー、おしい。半分正解です。」
「半分かー。何が間違ってるの?」
「間違っているというか、足りない感じですね。
今ナモミさんが言ったのは、物理属性の6種類の方です。
魔法にはその他に、精神属性の「喜怒哀楽」の4種類があります。
私たちが使う魔法は、基本的に物理属性と精神属性の2種類の属性を持っています。」
「えー、そんなん習ったっけ?」
「習いましたよ!1年生の初めの方に。『魔導六四環』覚えてませんか?
時計の0時を火属性として、
そこから時計回りに、土、木、水、風、雷の順で一周。
さらにその円に対して垂直方向に、火、雷、土の手前側が喜、奥側が怒、水風土の奥側が哀、手前側が楽になります。
」
「ふむふむ。」
「ナモミさん。初級攻撃魔法はもういくつか覚えられましたか。」
「フレイム、ストーンバレット、ウィップヴァイン、
アクアバレット、ウインドスラスト、あとサンダーストライクは覚えたかな。」
「ええ、まだレベル10でしたよね?私がその6つすべてを覚えたのがレベル22の時なので、
やっぱり魔法適正はかなりあるんですよ、ナモミさん。」
「マジで?へへ。ちょっとやる気出てきた。」
「ふふふ。それでですね、例えばフレイムの属性は『火、怒』の属性になります。
同じようにストーンバレットは『土、怒』の属性ということですね。」
「んじゃあ、アクアバレットも『水、怒』かな?」
「おしい、ちょっと違います。
魔導六四環を思い出してみてください。
基本的に魔導六四環でお互いの位置が近いものほど、相性が良いとされています。
また、精神属性の怒、哀が攻撃魔法、喜、楽が補助や回復魔法の属性です。
「ってことはアクアバレットは『水、哀』か!」
「そう、正解です。」
「何となくわかってきた!・・・・・・ような気がする(小声)」
「ふふふ。お昼になりましたし、ちょっと休憩しましょうか。」




