ニハジロ平原
--ニハジロ平原--
「あの・・・みんな?スミレさん?」
「・・・・」
無言で目を合わさずに歩き続けるスミレ。
「・・・本当にすみませんでした。つい出来心で。
これからはちゃんと心を入れ替えて働かせていただきますので、
どうか、どうか無視だけはご勘弁ください。」
3人の前で土下座するナモミ。
「・・・次やったらパーティ解散やで。」
ジト目でナモミを見るローズ。
「スミレちゃんも、もう許してあげようよ。珍しく反省してるみたいだしさ。」
困った顔でスミレの機嫌を伺うフォセカ。
「・・・・・くださいね。」
何かを呟くスミレ。
「え?」
「ちゃんとみんなに2000G返してくださいね。」
「うん。ほんとにごめん。今回はほんとに反省してるから・・・。」
珍しくシュンとするナモミ。
「わかりました。いつまでも引きずっていても仕方ありませんからね。
ここはニハジロ平原です。ここをずっと西に行けば海岸沿いの街アオサにたどり着くはずです。」
スミレがにこりと微笑む。
「アオサはな、ウチのおかんの故郷やねん。」
ローズがみんなを見回して言う。
「お母さんの?」
フォセカが聞き返す。
「そうそう。おとんが昔アオサの学校に魔法を教えに行ってて、
そこでおかんと出会ったって聞いてる。
貿易の街やから、他国からもいっぱい商人がくるんやって。」
「そうなんだー。魔女の情報てにはいるといいね。」
「そやな。」
「アイス売ってるかな?」
「ほんまに反省しとるんかあんたは!」




