お小遣いの使い道
--魔法具店--
「うわ~、カラフルな装備がいっぱいだ~。」
目を輝かせるフォセカ。
「いらっしゃいませ。お客様。本日は何をお探しでしょうか。」
店主であろう、優しそうなカラーズの老人が話しかける。
「こんにちは!えーっと武器が欲しいです、かわいいやつ。」
希望を述べるフォセカ。
「かしこまりました。お客様失礼ですがご職業は?」
「ヒールウィザードです。」
「なんと、その若さでヒールウィザードとは。」
驚く店主。
「いくつか見繕ってまいりますので、少々お待ちください。」
「はーい、予算500ガル以内でおねがいしまーす。」
・・・・
「お待たせいたしました。当店でお客様におすすめできるのはこちらの3品でございます。」
「ほうほう。」
「一つ目がこちら『水晶の衣』でございます。
この武器は、装備すると体のまわりを無数の水晶が回り始め、
敵が近づくと、向かって飛んでいきます。
この武器の良いところは、攻撃だけでなく防具としての性能も兼ね備えている点でございます。
価格は400ガルを設定させていただいております。」
「キラキラして綺麗だね。」
「二つ目がこちら『炎の杖』でございます。
材質にはラキラキ湖周辺で伐採されたラキラキウッドを使用しております。
杖の先端には宝石『フレイアの心』が装飾されており、
炎魔法を習得できない職業の方でも、炎の初級魔法フレイムを放つことができます。
MPが尽きた際には物理武器としても使用可能でございます。
お値段は500ガルとなっております。」
「あー。スミレちゃんが使ってた魔法だ。」
「三つ目はこちら『マリオネット-兎-』でございます。
こちらの商品は装備することで、うさぎ型の人形が自立し、
自ら考えて行動するようになります。
ただし、先にご紹介致しました2つの商品と比べて能力値の上昇幅は小さいです。
価格は500ガルでございます。」
「小っちゃくてかわいいね。」
「この3つからか~。う~ん。悩むなぁ。」
顎に人差し指を当てて考えるフォセカ。
「ん~。決めた。店員さん、これにします!」
「ありがとうございます。」
--防具屋--
「らっしゃい。姉ちゃん何をご所望で?」
「ちょっと防具新調したいなと思てんねんけど、ええのある?」
店内を見回すローズ。
「道着着てるってことは姉ちゃん武闘家だな?
道着よりも上の装備ってなると、そうだなぁ・・・。」
顎鬚をさすりながら考える店主。
「うちの店ではワイバーンパーカーしかねえな。
素材はワイバーンの皮で、装備すると素早さが上がる特殊効果付きだ。
防御力も道着の倍近くある。550Gだが買っていくか?」
「見た目もかっこいいし、欲しいけどちょっと足りへんわぁ。スミレに相談せんと。」
「姉ちゃん今いくら持ってんだい?」
「今500Gやから50G足らへん。」
「う~ん、じゃあこうしよう。今姉ちゃんが着てる道着を50Gで買い取ろう。
正直20Gってとこだろうがそれだと足んねえんだろ?おまけしといてやるよ。」
「ほんまに?ありがとう。仲間が装備買う時はこの店おすすめしとくから。」
「おうよ。ありがとうな。」
--本屋--
(何か冒険に役立つ本は売ってるかしら。)
本屋をうろうろするスミレ。
『ギャンブル必勝!モンスター闘技場攻略』
『これで丸わかり、ケスタレア王の素顔』
『実録 昼下がりの人妻』
(ろくでもない本ばっかりね。)
スミレが小さくため息をつく。
『超簡単!だれでもできる時短料理』
「あら、これいいかも」
「すみません。この本いただけますか。」
「はい。200Gになります。ありがとうございました~。」




