親戚
「この方、現ケスタレア王国国王『ケスタレア13世』様はナモミさんからみると叔父にあたります。」
「「ええー!」」
目玉が飛び出そうになるほど驚いているフォセカとローズ。
「ナモミさんのお母様がケスタレア王のお姉様ということですね。」
「すごー。ナモナモ王族なんだー。プリンセスナモミ。イエー。」
茶化すフォセカ。
「いや~。母さんが父さんのところに嫁いできた時点で、王族ではなくなってるから。」
ナモミが訂正する。
「だから門番にナモミの名前を話して通してもらったんやな、納得したわ。」
ローズがうなずく。
「そういうことだったんですね。こんな方法、私じゃ思いつきませんでした。」
感心するスミレ。
「悪かったな、ナモミ。
魔女討伐の件、王の権力でナモミの出向をもみ消してもよかったんだが。
姉さんがナモミはどうせ家でだらだらしてるだけだから、
寧ろ行かせろ行かせろって聞かなくってな。」
頬を人差し指でかきながらケスタレア王話す。
「いいよ。4人だから案外楽しく旅できてるしさ。
それよりさエロジジイ、魔女について教えてよ。」
ナモミが照れくさそうに言う。
「エロジジイは流石にひどくね?せめておじさんにして?」
ケスタレアが肩を落とす。
「おじさま、魔女の所在についておしえてください。」
スミレが改めて質問する。
「はるばる出てきてもらって申し訳ないが、、
魔女の所在についてはくわしくはわかってないんだ。
ケスタレア騎士団にも今調査させているから、
また新たに情報が入ったら使いを向かわせるようにする。」
「手がかりなしってことやね。」
ローズが両手の手のひらを上に向けて肩を上下させる。
「だったらさ、他に人の集まるところで情報集めればいいんじゃない?」
フォセカが髪をピコピコさせながら話す。
「そっちの黄色ろりっこが言う通り、
あまり情報がない今、闇雲に探すよりはそれが手堅いだろうな。
ケスタレア以外で人が集まる街とすると、
ここから西に行ったところにある海沿いの街アオサだな。」
「ろりっこ・・・」
フォセカががっくりと肩を落とす。
「アオサか・・」
ローズが呟く。
「わかりました。ありがとうございました。
では私たちはこれからアオサに向かいます。
また調査の方進展ありましたらご連絡の方、よろしくお願いします。」
スミレがお辞儀をする。
「おう、気を付けてな。
またなんかあったらおいで。法に触れない範囲で助けよう。」
片手を挙げてケスタレアが微笑む。
「おい、エロジジイ。小遣いくれ。」
「エロジジイはやめろぉ!」




