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王都ケスタレア
「見えてきました。あれが王都ケスタレアです。」
目の前に見える大きな城下町を指さすスミレ。
「おっきいねー。それにラムチソやあたし達の村と違って、人がいっぱいいるし建物も色がついてるね。カラーズばっかだし。」
フォセカが目を輝かせている。
「王都はモンスターに襲われる被害が少ないので、安全を求めて人が集まってくるみたいですね。
街では、住んでいる人たちから一旦税金を集めて、
その税金で街の中の道路や建物、街路樹なんかに設置するためのコルを購入する資金を賄っているみたいですよ。」
「なんで王都だと安全なの?」
フォセカが聞き返す。
「王都にはケスタレア騎士団という兵団があるからです。
さっき言った税金で、街の警護のために作られた兵団なのだそうですよ。」
「ほー。なんかすごいね。」
「でも自分で稼いだガルが取られるのなんか嫌やね。」
ローズが何とも言えない顔をしている。
「う~ん。ですが税金さえ納めれば、身に着けるためのコルも街から支給されるので、
考え方によってはお買い得なのかもしれませんよ。」
スミレが説明する。
「税金を納めずにこの街に住みたい。」
「あんたは真っ先に追い出されるわな。」
「とりあえず、王に謁見して直近の魔女についての情報を聞きましょう。」




