ラキラキ湖
「うわー、広いねー。」
「ほんまやなぁ。色があったら綺麗なんやろなぁ」
目の前に広がる白い湖に感動するフォセカとローズ。
「ラムチソと王都ケスタレアのちょうど真ん中に位置する。ラキラキ湖ですね。
ここに生息するスターフィッシュはおいしいと評判で、ケスタレアにも出荷されてるみたいですよ。」
スミレが胸の前で手を合わせながら言う。
「今日はここでキャンプしよう。あたしの足と砕け散ったガラスハートがもう限界だ。」
・・・
「スミレちゃん。火お願い。」
「了解です。フレイム!・・・あら付かない。燃えにくいのかしら。」
首を傾げるスミレ。
「もうちょっと火力を上げてみますね。
焔の女神フレイアよ、我に力を貸したまへ。メガフレイム!」
薪がパチパチと音を立てて煙をたて始める。
「派っ手ー。ありがと、スミレちゃん。たき火はこれでよしっと。
あとはご飯だね~。どうせならスターフィッシュ食べたいなぁ。」
フォセカが湖の方を見た後、チラリとナモミを見る。
「わかったよ。わかりました。役立たずの自由人、ナモミ。いっきまーす。」
ヤケクソ気味のナモミが答える。
「自虐がすごいな。」
突っ込むローズ。
「スミレ、釣り道具なんて持ってないよね?」
「さすがに持ってないですね、でもあそこの小屋が釣具屋さんみたいですよ。」
湖のほとりに建っている小屋を指さすスミレ。
「おお、ちょっと行ってくるわ。」
・・・
「すみませーん。釣り道具が欲しいんですけど。」
「いらっしゃいませ。釣り竿200G、釣り糸、針セット100G、餌20Gです。」
奥から売り子らしきカラーズのお姉さんが出てくる。
「まじかー。こないだラムチソであまった100Gしかないや。」
ポケットから持ちガルを手のひらに出すナモミ。
「ねえ、まつげの長い綺麗なお姉さん。全部で100Gにならない?」
「全部で100Gは流石に無理ですねー。ごめんなさい。」
「じゃあさ、じゃあさ、釣り糸、針セットと餌で100Gは?お願い!スレンダーで美人なお姉さん!」
「んー。もう、特別よ。ほんとはだめなんだからね。店長に怒られちゃうんだから。」
「どうもありがとう。店長さんに会っても内緒にしとくから。」
小屋から出てくるナモミ。
「ちょろいぜ。」




