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浴室

作者:出雲はつ
─この世で一番、近くにいるものって何?
煎餅布団からずいと煙草に手を伸ばして透はいう。

─おれは、水かな。
ようやく手首へのキスをやめた透は、空気はちょっと存在感ないしね、と続ける。風呂に入ると俺、ゆっくり沈むの。まずは足から。そして胴。じわじわと体を水が取り囲むんだ。ようやく肩まで浸かると、ぶくぶくと潜るの。で、息をとめて。ゆっくりと鼻に耳に侵食する水を感じるんだ。肺に空気がなくなって血がのぼりつめた時、名残惜しいながら俺はようやく顔を上げる。肺に息が戻るときのあの「生」の感じ。あの焦ったギリギリの生のかんじ。

※10年くらいPCに眠ってたやつを投稿してみました。淡々としてます
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