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のーばでぃ  作者: ゆりゆり
5/10

予選


「さあーやってきました一年に一度の決闘祭!

今年は誰が夢をかなえるのでしょうかーしかし夢を叶える為にはこの集まった100名の中から予選を勝ち抜き本線へと出場しなければいけませーん!こ…の……」


実況を遮るように言葉が発せられた

「いやー話が長い!わしは話はききとうないのだよ!決闘がみたいのでなぁー」




「村長しっしかし仕事なんですが……」


「まぁ細かいことはほっておいてはじめるとしようかの」


ではルールを説明しよう。

会場に大きなモニターが現れる


ルール


生き残るそれだけ


……………


一斉に静まり返る



なんじゃそりゃー!楽勝じゃあねーのかよー

と言う声が様々な場所から沸き起こる


そんなんじゃあいつまでたっても人数なんて減らないだろーーー



文句を言われる運営側だが、落ちついた表情で

「そうかの?じゃあはじめてから文句はきくとしようかの?ふふふふふ何人消えるやら……」


「このままではかわいそうじゃから全員に解析のスキルを与えるとするかの」


参加者全員の体を黒いが多い尽くす


「まぁ解析のスキルは実戦で使いこなすのじゃ」



そう村長がいうと同時に始まりの合図の手を振り下げた。



生き残るって、どーゆうことなんだよ

よくわからないと参加者が思いつめていると


なにやら地面の下から影のようなものがでてきた……

徐々に黒い影は這い出てきており

次第に頭が三つ、鋭いキバ……

ケルベロスのような形へと変化した……



ググガガグググ……


邪悪で獰猛な

聞いたことのない鳴き声がする



すると獣の上に

何か現れる


シャドービースト

level25



クラス

影悪魔



スキル

血液進行




隣にいるゆりが目を閉じたり開いたりしながら

「なにこれ?名前?level??」

他の参加者達もゆりと同じようなことを言っている



僕も驚いている顔をしているが、

知っている…………


予選が始まる前に村長が全員に与えたスキル

解析は目の前にした相手の情報


名前

対象の名称


クラス

対象の存在名称

分類みたいなもの

例えば村の人間なら村人

モンスターと戦う人間なら戦士

耳の生えた人間なら獣人間


スキル

特殊能力


と言った感じで表示され

相手の情報をしることができる

但しかなり格上の相手の場合表示されない項目があるのだが……


他の参加者と同じように獣を見ていると


「あんた何か前から知ってたような顔してるよね?」


ゆりが横目でこちらを睨みながら聞いてくる


「そ…んなことないよ?なーんかよくわからない文字ででるねー」


「やっぱり知ってたんだぁー!なんでいわなかったのよ!」


「……」


「嘘ついてもだめだからねあんた嘘つくとき一瞬首を触る癖あるの知ってるし」


「??うそ!そんなことしてた?」


「昔から直ってないのよ!とりあえずこれが何か教えなさい!」


そうなのか…これは早急に直さないとまずいな

「これは相手の情報だよ、始まる前村長がくれたスキル解析は相手の情報を読み取ることができるんだ」



「じゃああいつのlevelってどれくらいつよいの?」


「んーまぁ周りの人達を解析で見ればわかるんじゃあない?」


ゆりが周りの参加者達を見渡す


level10、15、11、14、9……


「ほんとんどあの怪物に勝てるやついないじゃあない!」


「んーそうだね村の平均levelは9だから参加者はそこそこ強いんだと思うけど25は町の騎士団長くらいの強さかなぁ?」



「はぁぁぁ!そんなの勝てないじゃあない!」


「だから村長は生き残るだけでいいといってたんだよ」

それよりもこのクラスのモンスターを召喚できる村長って何者なんだろう………


ゆりとそんな会話をしている間に

悲痛な叫びが聞こえてきていた…


やややめて!!

だめだーー!!…もう負けでいいからやめてくれーー!!


声の先に見えたのは

獣が参加者の体の上に乗り腕を引きちぎられていた


ぐしゃりぐしゃり



とさらに足までもが無くなっていた。

最後は影に飲まれて消えてしまう……




おいおいおい

本気で殺されたんじゃあないのか??


お祭りで殺されたら笑えないぞ!




「ほほほ安心せい!死にはせんわい!そやつにやられたやつは300時間ぐらいは起きないとおもうがのう……」

不気味な笑みを浮かべながら村長がこちらを見渡ていた。


「何人かは見込みがありそうなやつがいるのう」

「それはだれですかね?是非教えて頂けると盛り上がるんですがぁー」



「それがのーさっきわしが魔法をつかって解析のスキルを全員に与えたんじゃが、何人かは既にもっておったようじゃの誰かまではわからんがの……」


「それはなんということでしょうかー!能力を隠していた人物が何人かいるということですねー!のうりょ…よ……かく」

またも解説中に村長に口を塞がれていた。


「今は黙っておれ!よく聞こえん!」












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