約束
なんだかんだで
昨日のように毎日ゆりに起こされてしまう。
だが、今日は何故かやけに家の外が、騒がしい
なにかあっんだろうかと首を傾げていると、
「……もしかして今日何があるか忘れたの??」
と僕のお腹に乗ったまま顔をちかづけてゆりが睨んできていた
んー
どうしたものか
何かとんでもないことを忘れているのかもしれない?
しかし
心当たりが全くないのだ……
しょうがない!
「ふふふ……覚えているさ!この日の為に準備を進めてきたのだからなぁ!」
僕は勝負に出てしまった
どうせ負けるなら勝負して負けた方がよっぽどましだからだ
「ほんと?」
「そのわりに興味なさそうだったけど?」
「ああ!もう待ち遠しいぐらいだ、もっと早く起こしてくれればよかったのに」
「あーそう?なの??じゃあ参加ってことだね!」
「お……おう……」
参加の意識を確認するとゆりは足早にドアを開け
「じゃあ集会所の前に準備できたらよろしくー!」
それだけを伝えると外へ駆け出して行ってしまう
「…………」
軽返事してしまったのだが、さほど問題ないだろう
と思っていた。
ゆりと約束をしてしまったので、準備を整え指定された場所へと向かう、