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17話カゲルの本気

じいさんとの距離を一気に詰める


能力効果範囲内にまでなんとか近づかなければ…

距離を詰めてくる俺をみてじいさんは


「簡単に俺に近づけると思うなよ…小僧…!」


「疾風ノ太刀・虚風」


じいさんは居合いの体勢から

木刀を振り抜く


すると振り抜かれた木刀から

三メートルぐらいの斬撃が飛んできた


さすが異世界…なんでもありだな…


斬撃はスゴい速度で俺に迫ってく

だが視認できる技なら問題は無い


斬撃が当たるギリギリのところで

なんとか「技を盗む」を発動


じいさんが放った斬撃は俺に当たる直前で消えた



「…ッッ!」


さすがにじいさんも驚きを隠せない表情をしている


「お返しだぜクソジジィ!」


「疾風ノ太刀・虚風ってか」


俺は盗んだじいさんの技を

そのまま返す

俺が振り抜いた木刀から斬撃が飛んでいく


「こやつ…疾風ノ太刀を……ッッ!だがまだ甘い!」


「地の太刀・岩砕刃!」


地面に剣を突き刺すと

地面から10メートルはあろう鋭利な岩がじいさんを囲むように出現した


俺の斬撃が出現した岩にぶつかり

岩が粉々に砕け散る

岩が砕け散ったせいで砂埃がじいさんのいた場所を覆う


やったか…?



「ハッハッハ!少しはやるじゃねぇか…カゲル」


ピンピンとしたじいさんが砂埃の中から姿を表した


「いい加減くたばれよ…クソジジィ…」


思わず唖然としてしまう…



仕方無い…この技だけは封印しておきたかったが

この化物相手にそんなことは言ってられないようだ



俺は今禁忌を犯す!



じいさんとの現在の距離は12メートル

仮に斬撃を飛ばされても

さっき盗んだ

「地ノ太刀」を使えばおそらく一発くらい受けられるだろう…

そして能力の効果範囲まで近づき

「禁断の技」を発動する


「じいさん…そろそろ決着つけようぜ…」


「ほぅ…まだ奥の手があるみたいだな」



見せてやる…俺の真の力をな…





























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