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16話男が二人集まったらやることなんて一つしか無い

「チャンバラ遊びだぁ?」


と俺がじいさんに再度確認する



「おうチャンバラ遊びよ…安心しろ怪我はさせねーから」



このジジィ…俺をただのプーさんだと思って

なめてやがる…


俺はこの世界に来る前に

小さい頃から近所の世話焼きクソジジィに護身術を習っていた

正直戦闘にはそこそこの自信を持っている…

そして俺には神からもらった特殊能力がある

こんなじいさんに負ける要素がない


「ほぅ…上等だ!そのチャンバラ遊びとやらに付き合ってやる…」



「そうこなくっちゃな…んじゃ俺に付いてこい」



「二人で盛り上がってる所悪いけど私はどうすればいいのよ…?」


「悪いがお前には留守番をしてもらう

もしかしたら客が来るかも知れないからな」


マルタをとりあえずなだめてから

俺はじいさんと共に外に出た


町を出てしばらく歩いたところで


「ここら辺なら人気(ひとけ)も無いしモンスターもいない」


とじいさんが歩みを止めた


見渡す限り障害物も無い

ただっ広い草原だ


「とりあえず今回はコレを使って勝負だ」


じいさんはそう言うと店から持ち出した木刀を俺に渡してきた

じいさんも同じように木刀を手にしている


「んでいつ始めるんだ?」


俺はじいさんに指示を仰ぐ


「いつでもどこからでもかかってきな…

もし俺に一発でも攻撃を当てることができたら1ヶ月分の食事は面倒みてやる」


「その約束忘れんなよ…じいさん!」


俺の中でもうじいさんを仕留める算段はついてる


まず最初に「武器を盗む」でじいさんの木刀を奪い

丸腰になったジジィの頭を叩きわるだけの簡単なお仕事だ


R15のタグがやっと役立つ時がきましたよ読者のみなさん…

じいさんの頭を叩き割って脳ミ●ぶちまけてやんぜ…


じいさんとの距離は目測5メートル

俺の能力の間合いだ…


「んじゃ覚悟しろよぉ!クソジジィ!」


威勢よく地を蹴って俺はジジィとの距離を詰める


ジジィは俺が真っ直ぐ突っ込んでくるのをみて

木刀を構える


バカなジジィだぜ…


俺は「武器を盗む」を発動

さっきまでジジィの手にあった木刀は俺の

左手に握られていた


じいさんは少し驚いた表情を見せるものの

その顔はまだ平静を保っている



「死ねぇぇ!クソジジィィィ!」


俺は勢いよく木刀を振りかぶり

ジジィの脳天目掛けてふりおろす


「太刀筋が直線的だな」


じいさんはニヤリと笑いながらそう呟くと

俺が降りおろした木刀を半身になってかわす


このじいさん…ただの老いぼれでは無いようだ


だが俺にはさっきじいさんから奪ったもう一本の木刀がある


左手に持ってる木刀で横になぎ払い

追撃をする


それを最小限の動きでヒラリとかわすジジィ



「そんな剣じゃ百年たっても当たらんわ…」


「次は俺の番だ…カゲル…歯を食いしばれよ…」


そう言いながら

じいさんは俺の二刀流の連撃を捌きながら

拳を握りしめて真っ直ぐにつきだして

俺の頬を殴った


たったそれだけの攻撃

ボクサーのようなキレイなフォームのパンチでも無い

フォームもクソも無い、腰も入ってない

手打ちの拳を突きだす


たったそれだけのパンチは俺を7メートルぶっ飛ばし宙を舞わせた


俺は突然の出来事に対応ができず

受け身もとれず地面に叩きつけられる


なんて威力だ…もしじいさんが本気で俺を殴っていたら、アンパンマンよろしく俺の首は飛んでいただろう…


「おいおい…予想以上に飛んだな…怪我はねぇか」


笑いながらじいさんは俺に語りかける

そこに心配しようという気持ちは感じられず

むしろ嘲笑を含めた言動だ



「この…クソジジィ…」


おぼつかない足取りのままなんとか立ち上がる


…俺はそしてあることに気付く


二本持っていたはずの木刀が一本無くなっているのだ…

まさか…と思いじいさんの方を見ると

じいさんの手には木刀が握られていた

俺の攻撃を捌きつつ木刀を奪ったのか…

化物かよ…


「こっからが本物のチャンバラだぜ」


そう言ってじいさんが居合いのような形で構えを変える

その瞬間じいさんから恐ろしい程の圧力を感じた

まるで肉食獣と対峙してるようだ…


次の瞬間スゴい殺気を感じて俺は大きく後ろに下がった


俺にはわかる…

7メートル以上の距離があるが

じいさんの剣は絶対に届く…


下がった俺を見てじいさんは


「ほぅ…お前もただのバカじゃ無いみてぇだな」


「じいさんの方こそただの老いぼれじゃねぇな」


「今じゃただの老いぼれよ…」


「俺からみりゃ化物にしか見えねーよ」


「ハッハッハ!化物か…若い頃は良く言われたもんだ」


「安心しろクソジジィ

今でも十分化物だぜ…」


「さぁこの化物に一発でも攻撃を当ててみせろ」


「上等だコラ」


俺はそういって 勢いよく地面を蹴った




























カゲルの能力の効果範囲が伸びてますね…


彼もきっと血が滲むような努力をしたんでしょう

うどんを食べながら彼は一歩成長したんでしょう…

人は日々成長する生き物ですからね…うん



嘘です。

すみませんでした…


実はカゲルの能力の効果を半径三メートルじゃこの先色々限界を感じそうだったので半径六メートルに伸ばさせていただきました…


小説を書くのが今回初めてなもので…

しかも今まで生きてきて小説を数えるほどしか読んだことがありません(言い訳

こんなとこで言うのもなんですけど

背景描写は人一倍…いや百倍は下手だと自負しています…

こんな至らぬ所が多い作者ですが

今後ともよろしくお願いします



もしよろしけば感想とかブクマとかブクマとかむしろブクマとかよろしくお願いします。



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