病身を秒針がなぞる
見える景色は大きな杉林
聞こえる音は風のせせらぎ
香る息吹は大地の香
体に触れるのは薄い優しさ
口に残るのは苦手な薬のかけら
こうして感じることは出来るのに
それ以上は望むだけ
ああ
あの杉林はいったいどこまで続いているのだろうか
あの風はどこまで吹いているのだろうか
あの香りの元はどれほどの好香なのだろうか
この人はいったいどこで笑い泣いているのか
この薬もどこで買ってきていることやら
ああ
知りたい。
できればこの身が朽ちきるまえに
見える景色は大きな杉林
聞こえる音は風のせせらぎ
香る息吹は大地の香
体に触れるのは薄い優しさ
口に残るのは苦手な薬のかけら
こうして感じることは出来るのに
それ以上は望むだけ
ああ
あの杉林はいったいどこまで続いているのだろうか
あの風はどこまで吹いているのだろうか
あの香りの元はどれほどの好香なのだろうか
この人はいったいどこで笑い泣いているのか
この薬もどこで買ってきていることやら
ああ
知りたい。
できればこの身が朽ちきるまえに
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