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Light and Dark  作者: 宇恵野キヅナ
出会い・別れ
3/13

Ⅰ-2

アンソニー(客席から見て右)、スチュアート(客席から見て左)、キャサリン(真ん中)




アンソニー「二人とも遅かったな。約束の時間より三十分も遅れてる」


スチュアート「それはすまなかった」


キャサリン「ごめんなさい」


アンソニー「どうせ、二人で話し合って来たんだろ?俺もこの三十分間を有効に使わせてもらった」


スチュアート「・・・・・・」


キャサリン「・・・・・・」


アンソニー「よくこの三十分間で考えた・・・俺は本当にキャサリンが好きなのかってね。よくよく考えてみれば俺は、キャサリンを愛していない。スチュアート怒らないでくれよ、俺はもしかするとお前に好きな奴ができたと言われて、焦ったのかもしれない。それで、お前が好きになった女を好きだと言ったのかもしれない。たぶん、そうなんだ。だから、俺はキャサリンが好きじゃないんだスチュアート」


スチュアート「ほ、本当か?」


アンソニー「ああ、本当だ。スチュアート、キャサリン。二人とも、お互いに本当に愛し合っているんだろう?」


スチュアート・キャサリン「えっ!!」


アンソニー「そうなんだろう?」


スチュアート「僕はそうだけど・・・キャサリンは・・・」


アンソニー「キャサリン、そうなんだろう?」


キャサリン(恥ずかしそうに、下を向き、頷く)


アンソニー「これで決まり!二人とも末長くお幸せにね。俺はこれから旅に出る。じゃあな!」




アンソニー、歩き出す




スチュアート「待てよ、どこに行くつもりだ?」


アンソニー「さあ?分からない。でも、ここよりは遠い所だ。(止まって)もう、ここには帰って来る気はない。じゃあな」(退場)




スチュアート、キャサリン黙ったまま、暗くなる

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