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シンガープロゲーマーズ・クロニクル  作者: 中川優成
第1話・RPGプロゲーマー試験
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第1話(1)夏の日差しと戦い、街を駆ける少女達

 夏の日差しが全身に直射日光という波状攻撃を仕掛けてくる季節。

 2058年7月23日。

 私たちは、スカイシューズと呼ばれる反重力で空を飛べる靴を履き時速30キロで街中を駆け抜ける。


 車はスカイカーと呼ばれ空を飛んでるので、昔車道と呼ばれた、広い道は、スカイシューズで走る専用道路になった。


 現在、RPGプロゲーマー試験に幼なじみの高山唯ちゃんと高校生になって私と唯の最初の友達になった斉藤姫咲ちゃんと向かってる。


 汗が、洋服に染み込みせっかくガーリーな袖にフリルの着いたシャツもガーリーで大人っぽい黒のスカートも汗でよれてくる。

 幸い、私はいつもポニーテールだから、まだ良いけど、一緒に走ってる幼なじみの高山唯ちゃんは、お気に入りのクマのアクセサリーが着いたヘアゴムでツインテールだし、姫咲ちゃんは、頭の後ろに長い髪をウェーブ掛けてるかけててお姫様のみたいで熱がこもりやすいのかなって思う。


「暑い~!!んだよ!!あとどれ位この天気なんだよ!」


 唯があまりの暑さに汗か涙かは分からないけど、目に水分を溜めて、嘆いている。


「丁度私たちが行くルートも会場も後、30分後には、土砂降りみたいね。」


 姫咲ちゃんは、額に汗を若干かきながら涼しい顔で答えた。


「唯、傘HPCに保存してるよね!」


 私の言葉に唯は不思議そうに返した。


「美樹に言われたから一応入ってるけど、この速度で走ってたらHPCから具現化しても傘なんて役に立たねぇよ。」


「美樹ちゃん。会場はもうすぐだよね。」


 姫咲ちゃんも、暑さにやられて息も荒くなってきてる。

 涼しい場所に行かなきゃ着く前に2人が倒れそう。

 私は、身体を囲む様に展開してるホログラムディスプレイの右前に目線を移しマップ表示と念じて、マップを表示した。


 設定した通り今、ナビで誘導してくれてる。


「マップだともうすぐだよ。」


 私たちは、大雨が降る前に急いでRPGプロゲーマー試験の会場にむけ走り抜けた。





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