表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンおじさん  作者: 広路なゆる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/119

17.おじさん、友達になる

「え……おじさん達、強くないですか?」


「そ、そうですかね……」


 ジサンも流石に少し気づく。もしかして俺ってまぁまぁ強い方なのかな……


(まぁ、結局のところサラが強過ぎるだけだとは思うが……)


 ジサンはサラのステータスを見たことがないため、自身の方が高いことを知らない。


「では、次、行きます」


「えっ!? まだやるんですか?」


「あ、はい……」


 これで恐らく隠し魔公爵:ドミクの解放条件が揃ったはずだ。



 ◇



「えっ……魔公爵:ドミク レベル69? こんな奴いたの!?」


 部屋の前に提示されたプレートを見て、ツキハは驚きの声を上げる。


「一定条件で出現する隠しボスのようです」


「マスターはこのボスの報酬、すごいテイム武器を手に入れるために来たんだよー。さっきのゾウはそのための条件ってわけ」


「そ、そうなんだ……」


 一体、どこでそんな情報を……掲示板見た方がいいかな……と思うツキハであった。



 ◇



 ドミクはパンダのボスであった。


 魔公爵はレベル40から70程度と幅が広いが、このドミクはレベル70に近く、魔公爵としては最上位に近いだろう。


 ジサンはテイム確率を上げるため、テイム性能がやや上ランクの武器に変更する。


 ==================================

 ■誓いの剣

 AT+0


【効果】

 モンスターをテイムできる。テイムランク激高。

 能力が低下する。

 テイムするためには戦闘の最初から最後まで装備している必要がある。

 ==================================


 テイム武器は高ランクになると、自身へのデバフ効果も付いてくる。

 いざとなったら戦闘中に装備を変更することも可能だが、その場合はテイムが失敗してしまう。



 ◇



 ドミクとの戦闘――


 ドミクは終盤、強力なバフ魔法を掛けて抗戦してきたが、それでもこのパーティの敵ではなかった。

 ただ、デバフ効果の”誓いの剣”を付けていたこと。サラは基本的にジサンより目立つことのないように立ち回ってくれたようで、ツキハにとって最初の一戦目ほどのインパクトはなかった。


 ==================================

 ■ドミク ランクユニーク・シンボル

 レベル:69


 HP:1420  MP:448

 AT:780   AG:525


 魔法:アップアップ

 スキル:パンダラリアット、笹食い

 特性:偏食

 ==================================


 ==================================

 ■契りの剣TM

 AT+0


【効果】

 モンスターを”必ず”テイムできる。

 能力が低下する。

 テイムするためには戦闘の最初から最後まで装備している必要がある。

 ==================================



「いいんですか?」


「私はテイマーじゃないから使わないですし」




「す、すみません……」


 ボスの報酬はMVPを獲ったプレイヤーに与えられる。


 その仕様を失念しており、うっかりツキハにMVPを取られてしまったジサンはツキハからボス報酬を譲ってもらう。


 ……この人、いい人だなぁ……と少し思うが、あまり人を信用し過ぎない方がいい……と自己抑制してしまうのがジサンなのであった。


 それはそうとして、ユニーク・シンボルモンスターのドミクと念願の100%テイム武器”契りの剣TM”を手に入れ、ジサンはホクホクであった。



 ◇



「それじゃあ……これで……」


 ジサンは目的を終え、ダンジョンを出ることを伝えると、ツキハもこの短かった共闘を終えることを了承する。


「わかりました。私も今日はこれくらいにしようかな」


 ジサン達は東エリアの出口から、ツキハは西エリア側から帰宅するらしい。

 そのためツキハは元来た道を戻るとのことであった。


「では、またどこかで……」


「はい……」


 それぞれが背を向け、それぞれの出口へ歩き出す。


(…………)


「あ、やっぱちょっと待って」


「っ!?」


 振り返るとツキハがこちらを向いていた。


(…………?)


 そして、ツキハは意を決するように言う。


「あの、おじさん達、強いし……もしよかったらフレンド登録しませんか?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【作者新作】

<新作のリンク>

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ