龍討伐騎士(ドラゴン.スレイヤー)聖ジークと銀連強弩(ボウガン)の天女アステルの出会い。
龍討伐騎士聖ジークと銀連強弩の天女アステルの出会い。
雷鳴、轟くタレントウム市街。
その中央に位置する円形闘技場から、今まさに空へと
天駆ける白馬が舞い上がる。
龍討伐騎士、聖ジークの勇躍の時が来た。
戦乙女ヴァルキリーと戦勝の誓いを交わした彼は己が使命に全力で立ち向かった。
《《《ギャオーーーーーーーーツ》》》
雷鳴も身を潜めんばかりの大魔龍の(ハーデス.サラマンド)の咆哮。
蒼い宝石サファイヤの様な両眼は見るもの凍らせる魔力に満ちていた。
白い翼馬の背に股がり近付いてくる聖ジークにギロリと焦点を合わせる大魔龍。
【大魔龍】
特技→(火炎放射=フャイヤー.バースト)
スキル→(飛翔突撃=ドラゴン.ストライク)
アスカロンの剣を抜き放ち無謀とも言える戦いに挑む聖ジークが突撃する。
『ウォーーーーーーーーッ!!!』
その時、大魔龍と翼馬の間を遮る影が叫んだ。
『チョット、待ったぁーーー!!』
聖ジークは、その声に翼馬の手綱を引き動きを止めた。
『あんたさぁ……一人であの怪物と戦う気?』
『あんた……マジで死ぬよ!』
聖ジークの前を遮ったのは童顔の少女だった。
背中にある翼から妖精だと一目で理解した。
※ウィリー.アステル(銀連強弩ボウガンの天女)
ボウガンの少女、アステルは鼻の頭を擦りながら聖ジークに呟いた。
『どっち道、今のあんたの実力じゃ、あの化け物に敵わないよ。』
『あたいと、パーティーを組まないか?』
聖ジークは困惑し少女に詰問した。
『お前が私の味方だ言う証拠を見たい!』
『話はそれからだ!』
ボウガンの少女は銀弩弓を大魔龍ハーデス.サラマンドに向かって構えた。
『あたいの遠距離戦の実力!』
『よくみてなさぁーーーい!!』
眼にも止まらぬ銀の矢の嵐が射放たれた。
キーーーーーーーーーーン》》》
キーーーーーーーーーーン》》》
キーーーーーーーーーーン》》》
迫りくる矢の嵐に大魔龍、特技発動!
【火炎放射=フャイヤーバースト】
ゴォーーーーーーーーーーッ)))))
火の海をかいくぐり、方向転換する銀の矢。
キーーーーーーーーーーン》》》
大魔龍の背中に幾つもの銀の矢が刺さる!
グサッ……グサッ……グサッ
大魔龍は空高く円を描くように身を翻して刺さった矢を振り払った。
再び舞い降りて来た大魔龍からひときわ大きな咆哮!
ギャオーーーーーーーーツ》》》》》》》》》
聖ジークがボウガンのアステルに呟いた。
『どうやら奴を怒らせただけのようだな……』
『お前はどうやら、私の敵ではなさそうだ……名前を教えてもらえるか?』
ボウガンの少女が笑顔で答えた。
『銀連強弩のウィリー.アステルよ!』
『よろしくね!、えーと……』
聖ジークがアステルに答えた。
『私の名は聖ジークだ。』
【※聖ジークとアステルはパーティーを組む】
翼を広げ迫り来る大魔龍にアステルが聖ジークの影に隠れた。
『あたい……接近戦には、メッチャ弱いの!!』
聖ジークは彼女の身を安じてアスカロンの剣を収めた。
『アステルよ!』
『一時、撤退するぞ!』
『お前がいたのでは、自由に戦えない!』
二人は霧の森の方向へ退いた。




