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紅き閃光.ヴァリキュレス  作者: しまりす
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【城塞タレントウム攻防戦】②

【城塞タレントウム攻防戦】②

 エリス.シオン最大の経済コミュニティー


『タレントウム』


 今、まさに、この街は、征服王ドモフ.ウルワッハ率いる軍団により、その運命は風雲、急を告げていた。


 タレントウム長団は、この知ら報せをバルキ宰相の腹心の二人から聞き早急な対処を迫られていた。


 無血開城か、それとも経済力にものを言わせ傭兵集団を雇い


 さらにエリス城へ援軍を要請するかあ頭を悩ませていた。


 その頃、聖パトリシア修道院では右手にかけられた魔術が解けた戦乙女ヴァルキリーことキュピレスが二人の姉


 女神エリスとアリスの像の前で祈っていた。


【城塞タレントウム攻防戦】②戦乙女ヴァルキリー、再び戦火の中へ

 聖パトリシア修道院。


 祈りの間。


 ステンドグラスで綺羅びやかに、装飾されたグランドホール。


 厳おごそかなパイプオルガンの音色が静けさを破り響き渡たる。


『何をしているのです……』


『我、妹、ナリス(キュピレス)よ……』


『立ちなさい!』


 キュピレスは、女神エリスの声に立ち上がった。


『姉上!』


『わたくしは、勝利したとはいえ、今だ仇敵ドモフウルワッハの首を持ち帰ってはおりません!』


『魔導師団は去り、運命の石も彼らのもとへ、そしてパラキオンの剣も敵、魔術師に奪われました…しかし』


『わたくしは、決して後へは引きません!』


『これより、敵将ドモフの首を取りに行きます!』


『無垢の民を苦しめる悪鬼は、この戦乙女ヴァルキリーが決して許しはいたしません!』


 その言葉に女神エリスが答えた。


『それでこそ、我、妹ナリスよ!』


『人は死んでも記憶の中に生きる…しかし名誉を失えば何も残らないです。』


『さぁ、受けとるがよい!』


『そなたに、授ける三っつの力!』


『出でよ!』


『光と炎を帯びし、不敗の剣!』


【クラウ.ソラス】


『出でよ!』


『愛、欲望、意思の矛、行動の矛、智恵の矛より成る三股の矛!』


【シヴァー】


『出でよ!』


『聖法力に溢れし槍!』


【ロンギネスの槍】


『さぁ!、戦乙女ヴァルキリーよ!』


『-勇気と、仲間の絆、そして無敗の勝利をめざし行くのです!』


『いざ!タレントウムへ!』



 戦乙女ヴァルキリーことキュピレスと、ヴァルハラより召喚されし二人の勇者はへーベル河北の戦場へと向かった。


 国母メグメルとルシュフェンドルフの鉄騎馬隊は、エリスシオン城の守りを固めるため民を率いて帰城した。


 その帰路の途中、北の空を目指し飛ぶ三羽の大きな鴉からすの群れ。


 馬車の窓越しにミグメルがこれに目を止めた。


『なんと大きな鴉からすであろう。』


 国母の声に従者のモーナが、北の空を眺めた。


『国母様……あれは鴉からすではございません。』


『嘆きの妖精、バンシーでございます。』


『たしか、先王ソー様が戦死された時も嘆きの妖精、バンシーが飛んでおりました。』


『古来より気高き勇者が命を落とす前兆であるとの事でございます。』



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