迫るドモフ軍団、へーベル河北の戦い。
迫るドモフ軍団、へーベル河北の戦い。
(((ウォーーーーーーッ)))
見上げるような巨体。
まさに、怒れる鬼獣。
世にも恐ろしき魔物。
オーガが数十体の群れをなし行軍する。
先頭を行く鬼獣の肩には、
余裕の笑みを浮かべ脚を組み
長く細い葉巻パイプをくわえる美女の姿。
瞳はエメラルド、髪はシーョトカット。
肌は、中東人のようで鼻筋が通って
見るからにアラビアの姫を思わせる。
頭に頂く星と月の装飾が入ったティアラは鉄壁の盾の象徴。
彼女の名は 『イージス』
魔物たちを自在に操る魔術師マジョリカである。
【特技『鉄壁の盾』、スキル『スピードUP!』】
彼女は征服王ドモフ.ウルワッハに秘かに恋心を抱いていた。
ドモフ軍団の先陣を任されたイージスの最初の仕事はヘーべル河で隔てられた
ラッシュ平原とドラン鉱山及びバスター城があるシオンの丘陵地に橋を架ける事だった。
鬼獣巨人オーガが、凄まじい腕力で運んできた大岩をイージスの命令のもと、次々にへーベル河へ投げ込んだ。
ガガァァァアアン))))))
ザバァァァアン))))))
大きな水柱と、ともに河元が埋まって行く
これを対岸で黄金の龍宰相の命により待機していた彼の二人の腹心の姿。
銀の弓、女戦士アル.テミウスと
飛翔の剣ブリュナークを操る智将アン.スウェラ。
アン.スウェラが持つ敵の接近を告げる法の盾
通称『叫びのオハン』が声をあげた。
『アン、オーガが来た!』
二人の腹心は銀の矢と飛翔する剣ブリュナークを構えたが敵は間近に迫っていた。
女魔術師イージスのティアラが輝きスキル発動!
『スピードUP!!』
既に大岩が9割がた対岸まで敷き詰め
れた。
あまりの橋構築の速さに二人の腹心は軍団を、近隣の都市タレントウムへ撤退させた。




