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紫霧を纏う毒使い  作者: 雨請 晴雨
夢見た世界で少年は
65/124

あの人はいま 〜シンリ〜2/3 (一)

お読みいただきありがとうございます。


1話で終わると思っていたら上下になり、そこから更に前中後を経て結局一二三四となっただらだら続く話です……。

 この暮らしを、別に悪いとは思ってないのです。

 この暮らしを、別に良いとは思ってないのです。


 望めば何だって持ってきてくれる。

 望めば好きなものを食べさせてくれる。


 望んでも外には出してくれない。

 望んでも他の人に合わせてくれない。


 この部屋に閉じ込められて、いったいどれほどの時間が経過したのでしょう。

 自由以外の不自由が取り払われた生活を、わたくしはどのくらい過ごしているのでしょう。


 数えていない。

 こんなに長い間、ここから出してもらえないとは思っていなかったのです。

 もしかすると、一生この部屋から出ることはないのかもしれません。


 それはそれで良い、とは言いませんが、悪くもないのかもしれません。

 何もしなくていい。好きなだけ本が読めますし、寝たい時に寝て、起きたい時に起き、食べたい時に食べられる。

 ある人からすれば羨ましい限りではあるのでしょう。


「ふぅ……」


 わたくしは、読み終えた本を閉じて息を吐きました。

 何度も読んだ、お気に入りの本です。

 悪い魔女に囚われたお姫様を、素敵な王子様が助けにくるというおとぎ話。


 ずっと閉じ込められているわたくしが、これに自分を重ねてしまうのは仕方の無いことでした。

 来るかもわからない救いの日を、ただ信じて待っている。

 女の子ですから、夢は見ます。

 まあ、歳はとりますから、いつまでも子供のままではありません。

 夢と現実の区別は、既についている。


 部屋を見渡します。

 何もない部屋。


 ベッドと明かりと、本だけが置いてある小さな部屋。


 わたくしは、自分以外誰もいない部屋で手を振って見ます。

 誰もいないけれど、いつも誰かが監視しているから。


 数分もせずにノックがされて、いくつもの鍵が解かれる解かれる。

 重い音を立てて、扉が開かれると、いつもと変わらない執事が顔を見せた。


 わたくしに『可哀想なもの』を見るような目を向けるのも変わらない。


「お肉が食べたいです。フォークとナイフで切り分けないと食べられないほど大きなお肉が」

「かしこまりました。それではこちらで切り分け、パンに挟んだものをお持ちしましょう」

「……。なら、スープも欲しいですね。綺麗な食器が映えるような、そんな美しいスープを」

「申し訳ございません」


 いつからでしょう。

 わたくしの要望が通りにくくなったのは。


 執事はわたくしの胸を見ながら、苦々しい表情を浮かべている。

 何も身につけていない、うら若き乙女の素肌を見てその反応とは、殿方としてどうなのでしょう。

 まったく、失礼ですね。


 そんなにまじまじと見られてしまうと、疼いてしまうではありませんか。

 この傷だらけの身体が。

 ナイフで切りつけた手首の傷が。フォークで刺した胸の傷が。割れた食器で刻んだ身体の傷が。服で付けた首の絞め跡が。

 死のうとして死ねなかった、醜い傷の数々が。


 きっと、この本で切り傷をつけようとすれば、これも取られてしまうでしょう。

 最初は色々あったこの部屋の、今のなんと寂しいことか。


 どれだけ死のうとしても、死なせてもらえない。

 生きることが嫌になっても生かされ続ける。

 傷つけた端からその傷は癒される。


 どんなに泣いても。どんなに叫んでも。どんなに喚いても。どんなに嘆いても。どんなに暴れても。どんなに狂っても。どんなに壊れても。


 わたくしがこの部屋から出ることは叶わない。


 わたくしが『普通』ではないから。

 わたくしが『異常』だから。


 閉じ込めるという選択が、最善の選択であるということは理解できるのです。

 わたくし以外、誰も傷つかない。

 犠牲を最小限に抑えたものだと言えるでしょう。


 けれど、ただ生かしているだけなのなら、それになんの意味があるというのでしょう。

 死んだように生きることに、いったいどれほどの意味があるというのでしょう。


 その答えを教えてくれないのなら、わたくしが死ぬのを止めないで欲しい。


 だから。


 わたくしはもしも奇跡が起きて、王子様がこの部屋に訪れた時、『わたくしを殺してください』と、そう口にするつもりだったのに。


 ああ、でも。


 あの方を目にした時、死にたいなんて思いは消し飛んでしまいました。

 

 理由は分かりません。

 ただ、こんなにも……。


 こんなにも、愛おしいと感じてしまったのです。



「やー、のぉ我が勇者よ。こう見えてもわし、王様やっとったんじゃが」

「知ってる」

「知ってるかー、知っててこの扱いなんじゃのぉ……殺すぞ」

「黙って進めよ馬車馬エルフ。お前が服が欲しいって言うからこうして金目のモノを積んでんだろ」

「うぬぬぅ……」


 馬の代わりに馬車を引いているエルフの幼女は低く唸る。

 サイズの合っていない服を破って、その布を巻くように身にまとっているため、遠目から見ればミイラにも見えるだろう。

 ちなみに、普通に地面に足をつけては引けないので、ふよふよ宙に浮いている。


 そんな幼女を馬車の上から見下ろしているのは、左胸の部分に穴が空き、少し赤色に滲んでいる服を着ている少年だ。

 これは少年が少し前に殺した人間から剥ぎ取ったもので、エルフの服も出処は同じである。

 身体から靄のような瘴気が漏れ出ており、その様子から少年が普通ではないことを示していた。


 そんな少年と幼女、つまりシンリとミルネアシーニは、馬車に荷物を積んで街へと向かっていた。


「もーこれはあれじゃの。売り払った金はわしが全部貰うからの」

「好きにしろ」

「え、おおう。言ってみるものじゃな」


 報酬が明確化されたことでやる気を見せたミルネアシーニ。

 先ほどよりも速く馬車を引き、その距離を進ませた。


「……ん?」

「ほぅ?」


 シンリがふと顔を上げたのと、ミルネアシーニが声を漏らしたのはほとんど同時だった。

 見れば、目線の先に二つの馬車がこちらに向かって来ている。


 別に、何ら不自然はない。

 街と街を繋ぐ道のように整備されている訳では無い地面だが、これまでにいくつか村を通り過ぎたことから、人の通りが皆無な訳ではないのだろう。


 では、シンリたちは何に反応したのか。

 それはシンリからしてみても初めての感覚であり、言葉にするには曖昧すぎて、漠然とした違和感に過ぎなかった。

 だがミルネアシーニはその感覚の正体を言葉にする。


「膨大に過ぎる魔力じゃ。下手をすると、我が勇者と同等……いや、それ以上か?」

「……魔力に反応しただけか」


 答えを得て興味を失ったシンリは静かに目を閉じた。

 しかしミルネアシーニはそうもいかない。


「いやいや我が勇者よ。この魔力は只事ではないぞ? まず普通はありえん。人間という種に許容できる量ではなく、魔力を多く持つエルフでもこの量は有り得ん。生前のわしよりも上じゃ」

「もっと簡潔に言えよ」

「聖霊やもしれんから『黒き邪龍の破滅カタストロフ』撃っていいかの?」

「……」

「まあそれは冗談じゃが。そもそも聖霊がほいほい居てはたまらん。じゃが普通に気にはなる」

「無視しとけ。そういうのは大概面倒事だと相場が決まってるんだ」

「人間性は捨てた(笑)とか言ってた癖にのぉー。怠惰じゃのー。人間味に溢れておるのー」

「……」


 ミルネアシーニを仲間に加えるに当たって、シンリが異世界から来てどのようなことをして今に至るのかは大体話してある。

 しかし彼女は木刀を通して世界を見れていた上に、シンリとの魔力の繋がりがあることからおおよその事は知っていたようだが。


「それにの、我が勇者」

「なんだよ」

「わしが手を出さずとも、向こうはこちらに用がある様じゃぞ?」


 二つの馬車は、シンリたちの馬車……エルフが引いてるからエルフ車を囲むように止まった。


「おうお前ら。命が惜しけりゃ抵抗せず俺たちに捕まりな」


 粗暴な男が数人馬車から降りてきて、抜き身の剣をシンリたちに向ける。

 見るからに盗賊だと言わんばかりの格好だ。

 しかし同じ盗賊でも、『古き血』の彼らとは似ても似つかない下品さがあった。


「なに、殺しはしねぇ。適当に売り飛ばして……」

「一ついいか?」

「あぁ?」


 シンリは喋っていた男の言葉を遮って、尋ねた。


「お前らは、人間か?」

「何言ってんだお前。もういい、やれ」

「……そうか。人間か」


 盗賊たちが襲いかかってくる前に、シンリは馬車から飛び降りる。


「ミル」

「穢らわしい血で汚すなよ?」


 ミルネアシーニ自身に持たせている木刀を投げ渡され、それに風を纏わせる。

 木刀木刀と言っているが、この武器の本質は杖だ。

 魔術魔法の補助具であり、より威力を高め、より精密に扱うことができるようになる。


「人間風情が、盗賊あいつらを騙るなよ」


 あの盗賊たちには信念があった。

 略奪の裏に、子供たちへの愛があった。


 だが目の前の盗賊にはそれが無い。

 いや、たとえあったとしても、今や人間よりも『古き血』に肩入れしているシンリには駆除の対象にしかなっていなかった。


 シンリが木刀を一を描くように横に振るうと、人が割れた。

 ダルマ落としのように、歩こうとしていた下半身だけが前に出て、上半身が地面に落ちる。

 なにが起きたのか理解出来ていない盗賊たちは、遅れてきた痛みによって自らの命が風前の灯であることを理解する。

 緑の雑草が茂っていた地面は赤黒い血に染まっていた。


「行くぞ」


 盗賊たちの悲痛な叫び声を気にもとめず、シンリは馬車に戻る。


「待てい。目的はこの荷台の中の大魔力じゃろ」

「いつ目的になったんだよ」

「まあ堅いことは言うな。戦利品じゃよ」


 ミルネアシーニがそう言って盗賊たちの馬車に近づくと、その中から人影が飛び出した。


「ちょっとキミたち、折角ボクが囮捜査でこいつらのアジト突き止めようとしてたのに、なんてことをしてくれたのかな☆」


 膨大な魔力の塊は、ぷりぷりと怒りながらそう言った。



 桃色の髪を持った、瞳の中に『☆』のマークが浮かんでいるような少女。

 彼女はローザと名乗り、さすらいの旅人を自称した。

 日向が気持ちよく草原で一人昼寝をしていた所、寝ている間に捕まっていたので、とりあえず移動手段の確保……もとい悪である盗賊を一網打尽にしようと計画していたらしい。


「これは責任取って貰うべきだと思うんだよね☆具体的には彼らを街に送るのを手伝ってくれると助かるなっ☆」


 盗賊は人を誘拐して奴隷商人などに売り飛ばすことを生業としていたらしく、二つ馬車にはそれぞれ老若男女問わず全部で二十人近い人間が囚われていた。

 中にはかなり衰弱している者も多く見られ、一刻も早く医師のいる場所へ向かった方がいいだろうことは誰にでもわかる。


「……」

「良いではないか、我が勇者よ。どうせわしらも街へ向かっとった所じゃろ」

「まだ何も言ってないが」

「言っておらんでも目が語っておる。面倒じゃと思っておるな」

「お前は随分乗り気だな。まさか、初対面で俺を殺そうとしたヤツが、慈愛の精神を持ち合わせてる訳では無いだろ?」

「わしは基本弱者の味方じゃよ。国を動かすには一番多い層の信用が必要じゃからな。まあ、理由は他にあるが」

「それは?」

「お主が毒を引っ込める。風の向きによっては、アレはわしを侵すからの」


 ミルネアシーニはにやりと笑ってシンリを見た。

 非情非道を気取っているシンリが、人間の前では無闇に毒を撒き散らさずに被害を出さないようにしている事を指摘する。


「優しいのぉ〜。あの日、わしの臓物を引っこ抜いた者と同一人物とは思えんのぉ〜」

「いちいち気に触ることを……」


 シンリはため息をついて、ローザの頼みを引き受けることにした。

 メリットはないが、だからといってデメリットがある訳でもないからだ。


「話はまとまったかな☆」

「ああ。まず何をすればいい」


 そう、ローザに指示を仰いだ。



 三日後、ようやく街に着いた。

 だがここからさらに数日の間、街に入る審査のために待たなければならない。

 さらに言えば、シンリは正規の手段で街に入ることは出来ないことを、全く考えていなかった。


「正直、お前だけ街に入ってもらうつもりだったんだが」

「あー、そのことについては何も考えておらんかった。ここで主だけ並ばんというのもそれはそれで不自然じゃし……」


 そんなシンリたちの心配を他所に、馬車を引いて先導するローザは街に並ぶ長蛇の列を無視してどんどん門に近づく。

 シンリたちと、もう一人馬車を引いている者は怪訝に思いつつもその後を追った。


「おい、どこに向かってんだ」

「大丈夫だよシンリのお兄ちゃん☆ボクに任せてよっ☆」


 自信満々に言い放ったローザ。

 彼女はそのまま門の前まで行くと、そこに立つ衛兵と話をする。

 少し離れているのでシンリにその声は聞こえていないが、衛兵の反応で異常に緊張しているのは伝わった。


 衛兵の敬礼を背にローザはシンリたちの元へ駆け寄ると、ピースサインをしながら言った。


「話は着けたからすぐに入れるよ☆」

「……何をしたんだ?」

「ふふふ……ヒ、ミ、ツ、と言いたいところだけど教えてあげるよっ☆」


 ローザは胸を張り、声を大にして口を開く。


「ある時はさすらいの旅人ローザさん、しかしまたある時は……この国の第四王女こと、そう、ロザリンデ・ミーディア様なのでした☆」


 図らずも、ローザ……ロザリンデの王女権限により、待ち時間の短縮、そして審査が不要になったシンリたちは街への入場を果たしていた。

 彼女は、盗賊に攫われていた人たちを率い、病院のような場所に連れていくとのことでシンリとはそこで別れることとなった。


 シンリとミルネアシーニは、馬車を含めた全てを売り払い、金を得た。

 相場も知らず、交渉もできず、さらにはちゃんとした場所での買取ではなかったので大分買い叩かれただろうが、それでもそれなりの量はある。

 一応、取り分としては全てミルネアシーニの物だが、服を買う分だけは払ってもらうことになった。

 ちなみに、真っ当な場所での買取が出来なかったのは、明らかに『曰く付き』だと言わんばかりの二人の格好にあったりなかったり。


「むぐっ……うぬぬぅ。人間の文明の進歩は早いと聞いておうたが、よもやこれほどまでとはな……」


 露店で買い食いし、その一つ一つに感嘆を漏らすミルネアシーニ。

 エルフは基本森からでないらしく、ほとんど食事が同じ素材でうんざりしていたと零していた。

 シンリは興味なさげに生返事をしながら、街を見渡す。


 街だ。

 ヒイラギとも街に入ったことはあるが、それとあまり変わらない。

 適度に活気があり、しかし路地裏を見れば浮浪者のような者が力なく座っている。

 ふと、この街にも『古き血』がいるのではないかと、そんな思考が頭を過ぎった。

 で、あるならば、もしも人間との共存が困難になっているのならば、そこから救い上げるのが正しい行動なのではないか。

 あの眼帯の男がそうしていたように。


「……」


 人間性を削ぎ落として、かつてあった道徳や倫理観は薄れつつあるシンリだが、だからといって善悪を忘れた訳では無い。分からなくなった訳では無い。

 積極的に行動するべきか、否か。


「はっ……偽善だな」


 命をあんなにも簡単に奪っておいて、それでも命を守ろうとするなんて。

 自己満足、偽善以外になんと言おう。


「ふぉ? ふぁにか言っふぁふぁ?」


 口いっぱいに食べ物を頬張っているミルネアシーニが、シンリを見上げながら尋ねた。


「お前が何言ってんだ。だがまあ、あれだ。やることが出来た」

「そうかそうか。なら別行動じゃな」

「……まあ、着いて来いと言う気はないけどな。じゃあ木刀を寄越せ」

「じゃな。土地勘のない場所で落ち合う場所を探し回るのも馬鹿らしい。気が済んだらそちらに飛ぶ。あと杖じゃ、杖」


 ミルネアシーニは自らの依り代である木刀をシンリに手渡した。

 木刀の近くであれば、どんなに離れていてもそこへ転移出来るからだ。

 ちなみに、木刀から離れることのデメリットは特にはないらしい。


「あと最後に」

「なんじゃ、注文が多いの」

「二つ目だ。少し金を使いたい」

「これは全てわしの物じゃと、主も同意したはずじゃが?」

「どうせ全部は使い切れないだろ。ほんのひと握りくらいでいい」

「少……し?」


 ミルネアシーニは釈然としないながらも、シンリのどうせ使い切れないという言葉には同意せざるを得ないため、硬貨の入った袋をシンリに差し出す。


 金銀銅といった硬貨が無造作に入れてあるそれをシンリは覗く。

 価値も金銀銅の順番で高いのだろう。大雑把に一万円、五千円、千円、と認識する。おそらく違うだろうが。


 シンリは銀の硬貨を多めに、金と銅の硬貨を数枚ずつ取ると、ミルネアシーニに袋を返した。

 随分軽くなった袋を見てミルネアシーニはもう一度「少……し?」と呟いていたが、買い食いするのにはなんの支障もないためすぐに気を取り直す。


 それから彼女はすぐに新たな食料を求めて人混みの中へと消えていき、シンリはそれを見送ると、暗い路地裏の中へと足を踏み入れた。

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