10.大事な話を聞く
お読みいただきありがとうございます。
いつもより少し長くて、説明……のようなものです、はい。
しかもその説明が上手く書けた自信もないので、後書きにて箇条書きでまとめてます。
なにとぞ……っ。
家を飛び出してすぐ、僕は村の出入口に目を向ける。
けれど、アルエたちが出ていってから数分と経っていないにも関わらず、彼女たちの姿はそこには無かった。
有り得ないことじゃない。
彼女たちは騎士で、その身体能力で駆け出せば、ほんの少しの時間ですごい距離を移動できるのだろう。
そもそも彼女たちは、少なくとも二週間ほど時間を無駄にしているのだ。急がない理由はない。
けれど、だからといって諦めるわけにはいかない。
こんなのはキャラじゃない。分かってる。
でもそんなことを気にしている場合ではないし、気にする必要もない。
吹っ切れろよ、僕。
僕は大きく息を吸い込んで、叫んだ。
「アルエぇぇぇぇ!!」
恥ずかしい。村人たちが何事かと僕の方を見ている。
でも重要なのはそこじゃないんだ。
「ゆ、ユラっちくん?」
後ろから、少し戸惑いの感情を滲ませたアルエがそう言った。
逆方向にいたのかよちくしょうっ!
〇
場所は戻っておじさん宅。
しかしそこにはおじさんがいないどころか奥さんにも席を外してもらっており、完全部外者三人組がテーブルを囲んで座っていた。
僕とアルエが向き合って座っており、ディナはその様子を見守るように、横に位置取っている。
沈黙がその場を支配していた。
この場をセッティングしたのは僕だ。
だから僕が話を始めるべきだ、というのがあるのだろう。
我関せずといったディナはともかく、アルエはちらちらと僕に視線を向けていた。
このままではいつまで経っても先に進まない。
意を決して、僕は口を開いた。
「アルエ」
「なにかなー」
彼女はいつものように、何でもないように、余裕のある素振りでにこやかに返してきた。
僕の雰囲気から、会話の内容はある程度予測が付くだろうに、あえて気付いていない振りをしている。
それはきっと、言外に探り込むなと言っているのだろう。
ああ。今まではそれをなんとなく察して、僕はその話題を避けていた。それを言い訳に、向き合おうとしなかった。
けれど、今回だけは絶対に逃げることはしない。
「アルエ、君は本当に……。その、死んで、しまうの?」
「……うん。死ぬよー」
「ほ、本当に?」
「もー、ここで嘘ついても意味ないでしょー」
知らなければよかった、とは思わない。
けれど知りたくなかったと思ってしまう自分がいる。
「アルエが死なずに済む方法は――」
「そんなものは無い」
僕の言葉を遮って、ディナがばっさりと切り捨てる。
「そもそもユラ。お前はどうしてアルエが死ななければならないのか、知っているのか?」
「いえ……」
「ならこれ以上首を突っ込むな。お前に出来ることと言えば、アルエの代わりに死ぬことだけだ。それが出来るか?」
「……」
その質問に、僕は答えることが出来なかった。
アルエを助けたい。救いたい。彼女が死なずに済む方法を見つけたい。
そのためなら、ある程度のリスクだって背負う覚悟はある。
しかし、代わりに僕が死ぬということが受け入れられるかと言われれば話は別だ。
僕はあくまでも、アルエを助けて、その先も笑い合っていたいのだから。
片方だけがいなくなるのなら、意味がない。
……違うな。言い訳だ。
僕は死にたくない。
僕が黙ったことで、ディナは軽く鼻を鳴らす。
でも、このままでは話が終わってしまうと思った僕は、何か話題はないかと思考を張り巡らせた。
「……もしかしたら、あるかもしれないじゃないですか。誰も死なないで済む方法が。みんなで笑って終われる結末が」
「ユラっちくん。それがね、ないんだよー……。誰か一人は絶対に死ななくちゃいけない、それがウチだっただけなんだよー……」
「そんっ、な! ならっ! アルエじゃなくてもいいだろ! 誰でもいいのならっ、僕なんかでも代わりになれるのならっ! 他の誰かでもいいんじゃないの!? アルエが死ぬ必要なんてどこにも……っ」
「ユラっちくん。そこまでウチのために思ってくれるのはすっごく嬉しいよー。でもねー、本当に、どうしようもないことなんだよー」
アルエは悲しげに微笑んだ。
そして、ちらりとディナに視線を向けると、ディナは無言で頷いた。
「ウチが選ばれたのは……ウチの役割は『呪鬼』の討伐。それも、ルールを破って生まれてしまった、強力な個体なんだよー」
「……」
「……」
「……?」
「……?」
……呪鬼とはなんぞや?
僕に話が伝わっていないことを察したのか、アルエはなんとも言えない表情になった。
一方ディナも眉を寄せ、不信感を露わにする。
あれ、俺何かやらかしちゃいました?
「お前は呪鬼を知らないのか?」
「え、あ、はい。そのほら、実は僕、記憶喪失でして……」
「あー、おばさんがそんなこと言ってたようなー」
「呪鬼を知らないというのは信じ難いが、記憶喪失なら仕方ない……のか?」
釈然といってなくも、無理やり納得しようとするディナはこめかみを抑えながら言った。
「正直、呪鬼を出せばこの話は終わりだと思っていたのだが、知らないということは、お前はアルエが死ぬことに納得出来ていないままだと言うことだな」
「まあ、そうなりますね」
もっとも、どんな理由だったとしても納得できるかは分からないけれど。
「であるならば、語るしかないか。これ以上、多少時間を無駄にした所で誤差にしかなるまい」
〇
この世界には、倒すことで力を得る魔物がいくつか存在するらしい。
その代表例としてドラゴンが挙げられる。
竜を倒した者には『竜殺し』の称号が与えられると同時に、その竜の力を受け継ぐこととなるのだ。
人間の身でありながら竜と同じだけの腕力を持ち、その皮膚は竜の鱗のように硬く、空を飛び口から火を吐いたり……なんてことではなく、まあ人間やめちゃったレベルで身体能力が向上するらしい。あながち最初に言ったようなのと変わらない感じもするけど、その『竜殺し』のディナさんが『空は飛べないし火も吹けない』と言ったので違うのだろう。
あと今ここでは関係ないけれど、倒すことでスキルを取得できる魔物もいるのだとか。
これと呪鬼になんの関係があるのかとか、自慢かな? とか思いながら聞いていると、どうやらこの呪鬼という魔物も同じように、倒すことで力を得ることができるのだという。
鬼の力。
それは竜の力とほとんど同じで、身体能力の向上、特に腕力が著しく上昇するらしい。
なら特にデメリットはないのではないか、そう尋ねるとディナは僕にバカを見るような目を向けた。
……まあアルエが死ぬからという理由でこの話を聞いているのに、問題が何も無いのなら死ぬなんてことにはなってませんよね、はい。
という訳でもちろんデメリットは存在する。
というか、デメリットしか存在しなかった。
呪鬼を殺した者はその人間を超越した力を得る代わりに、呪鬼となってしまう。
理性を失い、全てを破壊し尽くす鬼となる。
要するに、呪鬼とは元は人間なのだ。
それも、すぐに理性を失うわけではなく、いつ暴走するか分からない時限爆弾のようなものなのだという。
呪鬼を殺してすぐに呪鬼になってしまったケースもあれば、呪鬼を殺したあと暴走すること無く、呪鬼にならずに老衰で亡くなった事例もあるのだとか。
ちなみに事故自殺を含めて誰にも殺されず死んだ場合、世界中の誰かがランダムで呪鬼になるらしい。
つまり、『呪鬼』とは一種の災害のようなものなのだ。
放っておくと被害が増える一方であるというのに、殺してしまっても新しい『呪鬼』の種を生み出してしまう、放置も対処も出来ないどうしようもない災厄。
救いがあるとするならば、常に世界に一体しか存在しないということだろう。
『のろいおに』
鬼ごっこのように鬼が追いかけるのではなく、鬼になるためにこちらから近づかなければならない。
そして、その次の『鬼』の役がアルエなのだ。
〇
「あれ? なら……アルエはすぐに死ぬわけではない、ということですか?」
話を聞いてみると、そもそも正確には死ぬという表現があっているのかすら分からなくなってきた。
いや、アルエという一個人の人格が呪鬼に塗りつぶされる訳だから、死ぬと同義と言っていいのだろうか。
それでも『アルエ』としての時間に少しは執行猶予があることには変わりない。
「いいや、死ぬ。今の話を聞いて理解出来ただろうが、呪鬼になる素体が強力であればあるほど脅威は増し、しかしその逆も然りだ。適当に貧弱な犯罪者に殺させて、厳重に監禁しておくことになっている。それが世界のルールだ。今回はそれが破られている訳だが」
「っ!」
どこまでも淡々と言うディナに怒りが沸いたけれど、抑える。
まだ聞くことがある。怒りに任せて叫ぶのは、全部聞いたあとでいい。
でないと話が進まない。
「……呪鬼がどのようなものかは分かりました。呪鬼を殺す必要があるけど、その殺した人も死なないといけない、簡単にまとめるとこうですよね」
「まあ、概ねな」
「ただ分からないことがあります」
「だろうな」
こう答えるということは、僕が何を尋ねるのか分かっているのだろう。
彼女は重要なことを話していない。この話の根本に関わることを。
意図的に話していないのはきっと、ディナにとってそれは決定事項であり前提と言えるものだからなのだと、なんとなく察していた。
それでも、それを僕は知らないから聞く必要がある。
ディナの目を見据えて、僕は口を開いた。
「どうしてアルエなんですか」
「騎士だからだ」
それが全てだと言わんばかりに、ディナは僕の視線を堂々と受け止める。
けれどそんな精神論みたいなことで納得出来るわけがない。
「理由になってない!」
「ふむ。まあ言葉が足りなかったかもしれんな」
ディナは「どう言ったものか……」と少し考えたあと、今回の呪鬼がどのような経緯で発生したのかを語った。
「この度王国内に入ってきた呪鬼は、神国の『神術師』が呪鬼と化したものだ」
「神術師?」
「神国における私のような立場……王宮騎士と似たようなものだと思えばいい」
ただでさえ化物と呼ばれている王宮騎士がさらにパワーアップした化物になる……それって下手したら世界が滅ぶレベルの災害ではないのだろうか。
それを尋ねると、どうやら『神術師』というのは一つの技を研き、極めた人物のことを指すらしく、一芸特化の神国では割と数はいるらしい。戦闘力的には王宮騎士に一歩及ばないといった所か。
……いやそれも十分脅威なんだろうけど。
「おそらくは、殺されることを恐れて逃げてきたのだろうな。……迷惑な話だ。その尻拭いは王国が請け負わなければならなくなるのだから」
ディナは続ける。
「神術師の呪鬼となると並の者では殺されるだけだろう。となれば倒せるものは限られる。王宮騎士がでるか? もちろん無理だ。最悪手が付けられなくなる。ならば、次点として騎士が候補に挙がることに不自然はないはずだ」
「騎士は……王宮騎士が全部で九人いるのなら、九百人いたはずでしょう! それがどうして……っ、アルエなんです!」
「……。ああ、それは」
この話を始めてから冷徹に話していたディナが初めてその顔に感情を見せる。
悲しそうに目を伏せて、女神が懺悔するような美しさで言った。
「私が、三国演舞で負けたからだ」
「三国演舞……? いや、それよりも、負けた……?」
アルエよりも更に強い王宮騎士。
聞けば、数十のワイバーンを一瞬で屠れる程の実力はあるらしい。
国民からすらも化物と呼ばれる存在である彼女が、敗北するという事実が僕には信じることが出来なかった。
言葉を失う僕に彼女はぽつぽつと語り始める。
どうしてアルエが選ばれなくてはならなかったのか、その理由を。
〇
円卓があった。
なんの飾り気もない、しかし驚く程につややかな光沢を持つ大理石のような物質で作られたそれは、この重厚な空間に合致している。
その席は10ほどあり、その全てが埋まっていた。
立派なヒゲをたくわえた、頭に王冠を乗せている初老の男性。
生きているのか疑わしいほどに静かな壮年の男。
女神が下界に降臨したかと思わせられるほどに美しい蒼髪の女性。
すっぽりと被ったローブで全身を覆い、忙しなくきょろきょろしている小柄な少女。
禍々しい刺青を全身に彫り、苛立たし気に円卓に足を投げ出している赤髪の青年。
円卓に顔を乗せて幸せそうな寝顔を見せている女性。
目の下にひどいクマがある白衣を着ている男性。
ぶつぶつと独り言を繰り返している虚ろな目の少年。
無駄に露出の多い服を着ている褐色の女性。
目の中に『☆』マークが浮かんでいそうな桃色の髪を持つ少女。
言うまでもなく、ミーディア王国の誇る最大戦力である王宮騎士がこの場に全員揃っていた。
この九人がいれば戦争さえ起こすことが出来、勝つことも難しくないだろう。
「皆の者、こうして呼び掛けに応えてくれたことを感謝する」
だが一番最初に口を開いたのはその中の誰でもなく、しかしこの中で一番地位の高い場所にいる者、つまりはこの国の王だった。
「集まって貰ったその理由は……」
「はいはーい! 呪鬼が入ってきたから誰の騎士を差し出す? って話だよ!」
と、そんな王様の声を遮ってローブ少女が元気よくそういった。
王様は少し頬を引くつかせたが、何も言わない。言えない。戦闘力的に一番弱いから。気分を害して国を出ていかれて困るのは王様だから。
蜘蛛の糸のような手網を握っている王様は、一歩でも間違えることは出来ない苦労人なのである。
「六番でいいじゃねェか。どうせ消耗品のように人体実験のモルモットにしてんだろォ?」
四番の青年がそう言うと、六番がため息をついて返す。
「少しは物を考えて話せよ低脳がぁ。俺の実験体と組み合わせるとか………………………………いや、少し心惹かれるではあるが、変に暴走されても責任が取れん」
「じゃあ同じ理由で九番のとこと一番のおじさんの騎士もダメだね☆ほら、強すぎるし☆」
「ならば二番の所からも拒否させて貰おう。弛まぬ鍛錬を続ける私の部下が弱いはずもない」
「んじゃ八番もだ。家族をむざむざ死なせるなんて親のすることじゃねえしな」
当然誰も、自分たちの騎士を差し出そうとはしない。
会議を仕切っている三番、寝ていて会議にに参加していない五番、独り言を呟いて話を聞いていない七番も口にはしないが答えは同じだろう。
そうなると困るのはやはり王様だ。
三番の能力で呪鬼の侵入を早期発見できたのは僥倖だが、それをどうにもできないとなると意味がない。
呪鬼はいつ暴走してもおかしくない。タイムリミットは刻一刻と迫っているのだ。
しかしとりあえず、王宮騎士たちが目の前で繰り広げる呪鬼討伐の押し付け合い論争が一段落着くまで静観する。
矛先が向いたら困るからダヨ。
「もう五番でよくねェか? 勝手に寝てんだ。文句は言えねェだろ」
すると、今まで寝ていた五番はガバッと起き上がり、とろんとした瞳で横を向く。
「あ〜そんなこと言うなんて酷ぉいなぁ〜。お姉ちゃん悲しいぞぉ〜」
「黙れよ年下」
「そう言えばこの前ボクのプリンが無くなったんだけど、誰か食べた?」
「知らねェよクソがッ!」
「む、プリン……この間、繋がった次元から出てきた物を食したが……いや、これは関係ないか」
脱線していく会話に冷や汗を止められない王様。
このままでは何だかんだ終わって、後日被害が出た後にまた話し合ってその時決める流れになりそうだ。正直それはやめて欲しいと切に願う。
「研究途中だったんだ。俺は帰るぞ」
「ボクもちょっと旅したいなーって準備してたんだよね☆」
「あぁ終わった? おじさん刀の手入れしたいんだよね」
六番、九番、一番が席を立つ。
王様はもう形振り構っていられないと、机を叩いて立ち上がる。
「王宮騎士の諸くn……」
「じゃーこうしよう! みんな平等にリスクを背負おう! 誰が選ばれても恨みっこなしで納得できる方法を考えたよ!」
またもや言葉を遮られた王様は静かに席に座る。
三番が発言したことで、帰ろうとした三人も再度席についた。
「その名も三国演舞!」
「聞かねェ名だな」
「名前はいま考えたからね!」
「なんだそりゃァ」
普段は不機嫌そうな顔をしている四番も、王宮騎士の中で最年少である三番相手では自然と顔もほころぶ。
無邪気で純粋、天真爛漫な三番は、王宮騎士全員から娘、あるいは妹のように愛されている。
ローブで顔は見えないが、おそらくにこにこ笑っているであろう三番は『三国演舞』の説明を始める。
「ほら、王国、神国、帝国が三つ巴のように睨み合ってるよね! もし戦争したら、王国が負けるとは思わないけど、帝国はまだしも神国には苦戦すると思うんだよね!」
それは事実だ。
一騎当千とも言える戦力を何人も持つ王国は、戦力を数で補おうとする帝国には優位に立てるだろうが、一芸特化の神国相手だと、王宮騎士を数人がかりで足止めされる可能性があり、絶対的に戦える者の数が少ない王国は苦戦を強いられるだろう。
「それで、それでね! 王国からしたらそうでもない帝国も、神国には強いと思うんだよ! それなりの戦力の数があるっていうのは単純に強みだからね! 攻撃、防御、支援、妨害。神国は色々できる人はいるけど、一気に攻め込まれたら手が回らないよね!」
これも事実だ。
神国は一個体を封じることはできるが、一帯を殲滅できるような派手な戦力をいくつも持っているわけではない。
個人個人が強い王国相手では戦い易いだろうが、数の利を活かして戦う帝国相手では、三番の言ったように手が回らなくなるはずだ。
「でね! 三国演舞はその国々の三つ巴をうまく使ったゲームでね! 攻撃的な帝国はこうで! 堅牢な王国はこう! 最後に柔軟な神国はこんな感じでね!」
手を振り、小さな体を大きく動かして説明する三番を微笑ましく見ながらも、王宮騎士たちはその『ゲーム』の仕組みを理解し、本質を見極める。
ああなるほど。
確かに平等ではある。
しかし完全に運任せなどではなく、相手の心理を読む頭脳戦。それに加えて身体能力の高い王宮騎士同士の戦いとなると、その動体視力から一時も目が離せない。
全員がルールを飲み込み、これで決着を着けることに納得した。
三国演舞。
これで人ひとりの生死が決まる。
なんと罪深き遊戯だろう。
「それじゃあ、掛け声は、せーの!」
「「「三国演舞でじゃ――」」」
〇
「ここまで長々話といてじゃんけんじゃねえかよっ!!」
ユラは思わず口調が変わるくらい叫んでしまった。
・アルエは呪鬼を倒さないといけない
・呪鬼は魔物の一種である
・呪鬼を殺した者は呪鬼になる
・呪鬼になれば身体能力が大幅に上昇するため、素体が強力であれば強力であるほど厄介になる
・今回の呪鬼はその厄介な個体
・だからそれなりに強い騎士が討伐に当たる
・選定方法はじゃんけん
いやまとまってる気しないですね。
あと王宮騎士の面々が出てきましたがしばらく出ないと思われるので気にしなくていいです。




