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その9 聞き上手を目指せ

 その9 聞き上手を目指せ。


1言2言会話が出来ても、ここから先が進まない。

 何を話していいのか分からない。

 2人っきりになるのが怖い。


 以前に言った言葉を覚えているか?


「ありがとう」以外話さなくていい。


 相手をよく観察すれば、何を話したらいいのかは自然に分かって来るもんだ。

 未だ、そこまでいっていないなら、無理に話さなくていい。


 むしろ、まだその時ではないと思え。



 ではどうするか?

 聞き役に回るんだ。


 会話が苦手なら、いつも聞き役になっているはずだ。

 逆に言えば、聞き役のレベルは自分が思っている以上に高いという事だ。


『雄弁は銀、沈黙は金』

 有名なことわざだ。


『話し上手は聞き上手』

 これも有名な言葉だ。


 以前、むちゃくちゃ話し好きの彼女がいた。

 喫茶店で2時間でも3時間でも話し続ける。

 俺はただひたすら相槌を打つだけ、コーヒーやケーキのお代わりまでしてだ。


 そして、彼女の俺に対する評価は、話し上手だ。

 冗談みたいだが、本当の話だ。

 いいか、相手が話しやすい様な相槌あいづちを研究しろ。


 コツは2つ。

 1つ目は聞き方。

 右か左か? と聞けば、右と答えて話が終わる。

 次に、なぜそんな事を聞いたのか、こっちが話さなければならない。


「どう思いますか?」「どうなんだろう?」「どう思う?」 と聞けば、相手の話は続く。


 2つ目は、相手の意見を正しいという前提に立つ。

 言葉は難しいが、

「なるほど、それで?」「ふーん、どうなったの?」「そうか、でも、いいの?」「そうですね、他もありますか?」

 こんな感じだ。


 相手の意見と自分の意見が違う場合。

「面白いですよね」「建設的ですよね」「そう言う見方はいいですね」

「俺は常識的過ぎて駄目だ」「面白みのない考えしか浮かばない」


 話に合わせて使い分けろ。

 とにかく相手の言葉は正しいと認めてやれ。


 人は誰しも、認めて欲しいと思っている。

 だったらお前が認めてやれ。


 練習は友達との会話でも出来る。

 仕切り屋がいるだろう。

 皆で決まった事に最後についていくようなポジションにいるなら、仕切り屋をサポートする言葉を探せ。


 そのグループ内の仕切り屋、トップをサポートする。


 これを、『NO2のポジション』スキルという。


 実際、このスキルは役に立つぞ。

 2人でいる時はNO2だろ。

 このスキルが有れば会話はスムーズにいく。

 それに、このスキルはNO1がだれでも通用する。

 社会に出て1番重宝するのもこのスキルだ。


 それなのに、このスキルを研究する奴は少ない。

 だからこそ狙い目だ。


 もう1度言うが、話すのが苦手な奴は、自分が思っている以上に聞き役のスキルは高い。

 だから、ちょっと頑張っただけで上達する。


 相手は誰でもいい、練習をして、コツをつかめ。

 グループに溶け込むのにも役に立つし、失敗してもいいから何度でもやってみろ。


 これさえあれば、どこに行っても、相手が誰だろうと、怖い物無しになるぞ。



********≪NO2のスキルを身につけろ≫********



 次回は最終回の予定だったが、これには少し時間が欲しいだろう。


 コーヒータイムを1話挟んでやるから、いろいろ試しておけ。



PS


 嬉しい知らせが入った。

 まだお前には早いが、そいつの為におまけを1つ。


 キスの仕方。


 デートをしたからといって彼女になったと思うのは早合点だ。

 女の子にすれば、友達と遊びに行く、その延長にすぎない。


 分かるか、ここが大事だ。

 相手にもよるが、映画を見ただけで彼氏となるか、手をつないで彼氏とするか、その判断は女の子次第だ。

 ただ、可能性があるというだけだと思って、慎重に行動しろ。

 浮かれるんじゃないぞ。



 だが、キスなら、間違いなく彼女だ。

 そこで、ポイントを押さえておく。


1、まずはムードを高めるんだが……。

 夕日や夜景等の場所に2人っきりになれるかどうかだ。

 部屋だと最高だが、女の子は敏感だから、これが最初の難関だ。


2、次に真剣な顔で見つめ合う。

 これは明らかな意思表示と、とらえられる。

 ここで急に話題を振られたら、「何かついているよ」とかなんとか言って、ごまかせ。

 次の機会をねらうしかないが、ここで「すぐに帰ろう」と言われなければ、脈ありだ。

 恥ずかしかっただけだから、もう1度チャレンジすればOKだ。


3、顔を伏せる。

 実はこれが厄介だ。

 OKだが、恥ずかしい。

 うぶな女の子に多くて困るパターンだ。


 左手でそっと抱きしめてほほを合わせ、右手で髪をすきながら頬から唇の端へと誘導する。

 無理はするな、端だけでいい。


 次に、そっと左手を緩める。(離すなよ)

 ほんの少し空間が出来たら、右手で女の子の目を塞ぐ。

 驚いたすきに、しゃがみ込んで、ついばむようにいただく。


 目隠しキスは、意外と女の子の評判がいい。



注意。

 ディープはするな。

 せっかくのムードを壊しかねない。

 下手をすると泣き出す。


 お姉さまなら別だが、会うたびにキスしたいならグッとこらえろ。

 お楽しみは取っておく、そのくらいの我慢はしろよ。



 まあ、こんな所だ。


 もう年末だな、来年こそはいい年にしろよ。


 じゃあ、な。

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