賄賂の猫です
今回の名付けは猫の種類です
王子のサイベリアンと婚約者のバーミラが、城の庭園で茶会をしている。
「くしゃん!」
サイベリアンがくしゃみをした。
「まぁ…風邪ですか?」
心配そうにサイベリアンを見るバーミラ。
「いや…」
その時、サイベリアンを呼ぶ声が聞こえた。
声がした方を見ると、最近サイベリアンに絡んでくる男爵令嬢ラパーマと、宰相の息子と騎士団長の息子が来た。
「サイベリアン様〜!会いに来ました〜」
ラパーマが側に来て言う。
王子はまた、くしゃみした。
「喜んでください!猫ちゃんです!」
ラパーマは、持っていた籠から猫を出し、サイベリアンに差し出す。
「ゲホゲホゲホ…!!」
苦しみだすサイベリアン。
バーミラは、冷静に近くの護衛に指示を出した。
「お前は医者を呼べ!お前はその猫を捕獲しろ!残りは、そこの3人を王太子暗殺の容疑で牢へ連れて行け!」
「何で!サイベリアン様は猫ちゃんが好きなのに城には入れられないからって言ってたから連れてきたのに!」
ラパーマが地団駄をふむ。
バーミラは、サイベリアンの背中さすりながら
「なぜ城には入れられないのか考えたことあるのか?サイベリアンは幼い頃猫アレルギーで寝込んだからだ!宰相の息子も騎士団長の息子も聞いていただろう!なのに猫を連れ込むなどサイベリアンを害そうと思っていたからに他ならない!」
「そんなぁ~」
ラパーマと宰相の息子と騎士団長の息子は、それ以降、サイベリアンへの接近禁止令を出された。
そして、教会で一生の奉仕を命じられた。
サイベリアンは、回復するまで数日掛かったが、適切な対処をした婚約者を一生大切にした。
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