98話「開示」
ゼビウス「まずは12000年前、
囮の役割を果たしたお前から
始末してくれる!」
ゼビウスの姿が一瞬で消え、次の瞬間にはヒビキの目の前にいた。
ヒビキ「は、はやい!」
ズギャッ!!
ゼビウスの拳がヒビキの腹を貫き、ヒビキは壁まで吹き飛ばされた。
ゼビウスは淡々と呟く。
ゼビウス「ふむ、なるほど。
次は遠距離攻撃か。
ならば、上に避けるか。」
ゼビウスは軽く跳躍し、上空へ移動。
その直後、イズナとマシロが死角から放ったディストラクションショットとエンジェルフェザーが壁に直撃した。
ゼビウス「そして、次は…背後か。
見えているぞ。」
ゼビウスは振り向きもせず、後方へ蹴りを放つ。
そこにはグレートアクスを振り下ろそうとしていたダイキがいた。
ダイキ「ぐえっ!」
蹴りを受けたダイキは壁まで吹き飛ばされる。
ゼビウス「なるほど。最後は死角から
斬撃を飛ばして来たか。
この角度ならば
地上に降りたほうが早いな。」
ゼビウスが地上へ降り立つと、
彼を狙っていたヒビキの“斬”とキリヤの“一閃”が空中でぶつかり合い、虚しく散った。
キリヤ「なにっ!」
ヒビキ「死角から斬撃を撃ったのに
外れた…!?」
ゼビウスの動きに異常を感じたキリヤが、
息を呑んで言う。
キリヤ「お、おかしい。
こいつ、さっきから俺達の動作を
見る前から行動している。
そして、さきほどの発言…
俺達の行動を予測している?
いや、先読みしている?」
ゼビウスは満足げに笑った。
ゼビウス「ふふ、ようやく気づいたか。
いかにも。余はさきほどから
お前達の行動を先読みしている。
余のアビス能力は
“未来視”。
5秒先までの未来を
先読みできる能力だ。」
アクトメンバー「!!!!!」
ヒビキ「なっ…!?」
キリヤ「5秒先までの未来を先読みだと!?」
その瞬間――
ゼビウスの両目が怪しく光った。
次の刹那、目から複数のビームが放たれる。
ビュンッ!ビュンッ!ビュンッ!
動揺していたアクトチーム全員に直撃した。
ドォォォン!!
爆発が起こり、5人がいた場所は砂埃で覆われた。
ゼビウス「ふふ、お前達が動揺する未来も
見えていたぞ。
では始めようか。
先の見えた一方的な虐殺をな。」
煽り:ゼビウスの絶望的な能力に、
アクトチームに勝機はあるのか!




