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残響の世界  作者: maro
89/105

89話「消滅」

マグナの放った電磁砲が、ダイキの守護盾へ直撃した。


ドォン!!


衝撃で床が揺れ、守護盾に大きなヒビが走る。


ミシッ……ミシミシッ!


ダイキ「ま、まずいっス!

    このままだと盾が壊れる!」


その声を聞いたヒビキが、すぐさま盾へ手を当てた。


ヒビキ「進化しろ!」


光が走り、守護盾ガーディアンシールド

絶対防御盾(イージスの盾) へと進化した。


ダイキ「!!!!!

    盾がさらに強力な盾に!?」


進化した盾は、電磁砲の凄まじい威力を完全に受け止めた。


マグナは目を見開く。


マグナ「なっ!!我が電磁砲を

    盾でしのいだだと!?

    馬鹿な!?」


危機を脱したダイキは、ヒビキへ礼を言う。


ダイキ「ヒビキさん、ありがとう!」


しかし、状況は依然として最悪だ。


マシロ「しかし、これから

    どうするかですね。」


キリヤ「ああ、あのレールガンは強力だ。

    この盾から出たら

    狙い撃ちにされるぞ。


トウヤさんもさっきそれで犠牲になった。」


ヒビキ「くっ……トウヤさん。

    俺を助けてくれたばかりに……」


ヒビキが悔しさに拳を握る。


その姿を見て、アカリが何かを思いついたように顔を上げた。


アカリ「そうだ。さっきのヒビキ君の能力。

    それとあたしがこの間

    習得した能力があれば

    なんとかなるかもしれないわ。」


アクトメンバー全員「!!!!!」


イズナ「なんとかなるって

    どうゆうことです?」


アカリは短く作戦を説明する。


キリヤ「なるほど!

    それなら行けそうだな!」


シン「でも、アカリさん

   一人で大丈夫ですか?

   さっきの電磁砲、それと奴の後ろの

   オブジェクトとの組み合わせ、

   かなりやっかいですよ。」


アカリ「とはいえ、この役が務まるのは

    あたしだけだからね。

    危険だけど、やるしかないでしょ!

    だから、あたしの作戦が成功したら、

    あとはみんなお願いね。」


アカリはヒビキを見る。


アカリ「ヒビキ君、あたしの能力を

    進化させて!」


ヒビキ「わかりました。

    能力進化、アカリ!」


アカリ「ありがと!それじゃいくわよー!

    分身生成ミラージュダイブ!」


進化した能力により、アカリは10人の分身を生み出した。


10人のアカリが絶対防御盾の裏から飛び出し、

マグナへ向かって四散する。


マグナ「!!!!!!」

マグナ(ちい!また複数攻撃か。

    散らばった上に

    どれが本物かもわからん!

    これは電磁砲では対処できんな……)


10人のアカリがクナイを構える。


アカリ「炎熱クナイ!!」


10方向から炎熱クナイが飛ぶ。


マグナ「10人による複数攻撃だと!?

    だが、甘い!

    グラヴィタス・コアよ、引力だ!」


瞬間、すべてのクナイがグラヴィタス・コアへ吸い寄せられた。


アカリ「!!!!!!」


マグナ「グラヴィタス・コア、クナイを槍に変換しろ!」


吸い寄せられたクナイは一本の巨大な槍へと変形する。


マグナは槍を右手に持ち、左手をアカリ達へ向けた。


マグナ「引力!」


10人のアカリが一斉に吸い寄せられる。


グサッ!


槍が10人の胸を貫いた。


アカリ「かはっ!」


分身が消え、アカリ本人が地面に崩れ落ちる。


マグナ「残念だったなあ!

    お前の作戦は失敗だあ!」


勝ち誇るマグナ。


しかし、アカリは小さく呟いた。


アカリ「失敗……?」


アカリは顔を上げ、ニヤリと笑う。


アカリ「残念、作戦はここからよ!」


アカリは手を伸ばし、マグナの頭を掴んだ。


アカリ「幻影脳ミラージュブレイン!」


マグナの視界が一気に歪む。


マグナ「な、なんだ、これは!?

    視界がぐらつく!?

    視界がぼやけて……

    何も見えん!!!」


マグナが頭を抱えてよろめく。


キリヤ「今だッ!俺に続け!!」


キリヤが高速移動でマグナの懐へ飛び込む。


キリヤ「刀剣変化、正宗!!」


正宗がマグナの胸を斬り裂いた。


マグナ「がはっ!か、刀で斬られた!!

    急いで斥力を!!」

    しかし――能力が発動しない。


マグナ「せ、斥力が使えない!?

    一体なぜだ!?」


キリヤ「俺の正宗に斬られた奴は

    10秒間能力が使えなくなる。」


マグナ「な、なんだと!?」


キリヤ「だから、お前は

    次の攻撃を防ぐこともできない。」


マグナ「次の攻撃ぃ!?」


幻影脳が解けたマグナが振り返ると――

そこには、ヒビキの強化を受けた3人が構えていた。


シン「イレイサーキャノン!!」


マシロ「ゴッドフェザー!!」


イズナ「メギドファイア!!」


三方向からの必殺技がマグナとグラヴィタス・コアを直撃する。


マグナ「がああああああ!!!!」


光が弾け、

マグナとグラヴィタス・コアは完全に消滅した。


戦闘が終わり、アクトメンバーはアカリへ駆け寄る。


キリヤ「ダメだ……。もう亡くなっている。」


マシロ「そんな……。」


その横で、シンの体が透け始めた。


ヒビキ「!!!!!

    シンさん、体が……!」


シン「ああ。どうやら僕も

   お別れの時間が来たみたいだ。

   仲間として君達と一緒に

   戦えてよかった。

   マシロさん、最後に僕の願いを

   叶えてくれてありがとう。」


シンは微笑み、光となって消えた。


煽り:アカリとシンを失ったアクトメンバー。

   その損失はあまりに大きく――

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